家政学部カリキュラム
生活を創造する複合領域科学である家政学の全体像と魅力を学びます。
自分たちの日常生活を科学し、
人類の豊かな幸福を創造する力を育む学部
家政学は"生活を科学する"、すなわち生活の質の向上と人類の健康、安全、福祉に貢献する実践的総合科学(サイエンス)です。生活者であることに立脚し、人間生活とその環境を追究することで人類の幸福に貢献する実践的な学問といえます。日本女子大学家政学部の五つの学科(児童、食物、住居、被服、家政経済)で学ぶ事柄は、すべて私たちの身近な生活を素材にしたものです。それを自然科学的、人文科学的、社会科学的に探究し、理論を実生活に応用することにより、職業的能力など自分自身の「生きる力」を大きく発展させ、社会をより豊かにする力をも養うことができるはずです。国際化、少子高齢化など大きな転換の時代を担っていく皆さんに、こうした意味を持つ家政学部の諸分野を是非学んでいただきたいと思います。
児童学科
食物学科(食物学専攻)
食物学科(管理栄養士専攻)
住居学科(居住環境デザイン専攻)
住居学科(建築デザイン専攻)
被服学科
家政経済学科
※2023年度卒業生
※端数処理の都合により、合計が100%にならない場合があります
※住居学科の「進路内訳」と「主な進路一覧」は、旧家政学部住居学科 居住環境デザイン専攻・建築デザイン専攻の実績になります
E.Yさん
日本ハム株式会社 加工事業本部営業統括事業部 CVS開発営業部 CVS向け開発営業
家政学部 食物学科食物学専攻 2018年卒業
AIとの共存時代において、人間らしく生きるとは、人間らしい生活とは、どのようなものでしょうか。たとえば食生活・衣生活・住生活のいずれも、生理的な機能だけでなく、精神的な機能、社会的・文化的な機能を伴うことで、人間らしい質の高い生活になります。個人・家族の一人一人が個性や能力を発揮しながら関わりあい、社会の一員として尊重されながら生きることができる社会・経済のありかたも、人間らしい生活に大きく影響します。
家政学は、自然科学・社会科学・人文科学等の諸科学を基盤として、人とモノとの関係(衣食住などの物的環境)や人と人との関係(個人・家族・コミュニティなどの社会的環境)を対象としながら、持続可能な社会における人間らしい質の高い生活=ウェルビーイングをめざしてきた学問です。
家政学部での学びの基礎となるのは、科学的で深い専門知識と研究ですが、さらに、家政学がもつ人間らしい生活の視点を加えた見方や考察ができることが、これからの社会で活躍するあなたの強みになるでしょう。
学部長
教授 天野 晴子