Welcome back to JWU!卒業生に向けて学生イベントコンテスト開催
2023.11.10
2023年10月7日(土)、第42回ホームカミングデーと同日に、学生2団体による「学生イベントコンテスト」が開催されました。「学生イベントコンテスト」は、実行委員会が本学学生を主体とする企画を募集し、そこから選考により採択されたイベントに泉会(学部学生の保護者等による支援団体)から費用をご支援いただき開催するものです。
2023年度はホームカミングデーと同日開催ということもあり、「Welcome back to JWU !」をテーマに、日本女子大学の学生が卒業生と交流できるようなイベントを募集し、以下の2団体によるイベントが採択されました。
・ファッションショー「THE FUTURE ワタシタチガカンガエルミライ」
・Welcome back! 学生が作成した新聞を読んでホームカミングデーを楽しもう!
ファッションショー
「THE FUTURE ワタシタチガカンガエルミライ」
この日2回公演されたファッションショーには、卒業生だけでなく、そのお子さんや、在学生など多くの観客が集まりました。ショーが始まると直前まで賑やかだった会場が、「Welcome to fashion show」という挨拶で静寂に包まれ、美しい衣装をまとったモデルの姿に釘付けに。また、モデルが2階からエレベーターで降りて登場する演出や、客席間を回遊する演出で、大人から子どもまで全ての観客が魅了されました。
このファッションショーは、ホームカミングデーで大学を訪れた卒業生に、本学への懐かしさ、在学生のフレッシュさ、そして未来への期待を感じてもらえるよう企画されました。家政学部家政経済学科4年の荻原千聡(おぎわらちさと)さんが立案し、被服学科の学生や他学部、他大学の学生含め、多くの仲間とともに創り上げたイベントです。今回は立案した家政経済学科の荻原さんにお話を伺いました。
—ファッションショーを企画した理由は?
現在の大学生は、コロナウイルスの流行で制限された学生生活を送ってきました。そうした学生たちと学部や大学を超えて集まって「本気」の活動をしてみたいと思ったのがきっかけです。また私はファッションに興味があったので、網羅的にファッションを学ぶためにも0からファッションショーを創り上げることにしました。私は家政経済学科に在籍していて被服学科ではないのでファッションを専門にしていませんが、自分次第で学科の枠を超えられることを証明したいという思いもありました。
—ファッションショーを終えて
学内外の才能あふれる仲間と団結することで、爆発的な化学反応を起こせたように感じています。最後まで妥協せず「もっと」を追求し続けたことで、ファッションショーを成功させることができ、心が震えるほど感動しました。学生イベントコンテストの採択企画として、多くの方のご協力のもと開催できたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
私はファッションショーを終えて、自身の将来をも見えてきたように感じています。私はこれまで、社会問題の解決に携わるなど、直接的に社会貢献できる大人にならないといけないと思っていました。しかしファッションショーを通して、人を楽しませることでも社会に貢献することもできると気づかされました。私は今回の経験を踏まえて、これから先も人の心を動かす瞬間を多く創っていきたいと考えています。
Welcome back!
学生が作成した新聞を読んでホームカミングデーを楽しもう!
ホームカミングデーで卒業生が賑わう午後の時間、百年館1階ロビーにて、新聞企画有志が自分たちで取材、紙面構成、記事執筆、発行までの作業を手掛けた新聞「レヴェリー」を配布しました。この新聞は卒業生に読んでもらうことで、学生時代を思い出したり、今の学生たちの考えを知ってもらったりすることを目指しています。化学生命科学科1年の佐藤史織(さとうしおり)さんを中心に、附属中学校から6年間新聞部として活動してきたメンバーや学科の友人とともに発行しました。発行責任者でもある佐藤さんのインタビューをご紹介します。
—新聞「レヴェリー」を企画した理由は?
新聞サークルを立ち上げたいと考えて、学年アドバイザーである化学生命科学科佐藤香枝教授に相談してみたところ、学生イベントコンテストを勧めていただいたことがきっかけです。新規公認サークルの申請には実績があった方がスムーズに事が運ぶだろうと思って、企画しました。また、一緒にサークルを立ち上げようと思っているメンバーがどのように文章を書くのかも知ることができる良い機会だとも感じていました。
—新聞「レヴェリー」に込めた思いは?
「レヴェリー」の意味は、ルソーの哲学書『孤独な散歩者の夢想』の原題の「夢想(レヴェリー)」から名付けました。新規サークルを立ち上げて印刷物や本などの発行をしたいという、私たちにとってはまだ「夢想」のような計画に向けて、今回の新聞発行が第1歩となると考えています。
「レヴェリー」の記事の中には、私たちが大学に入学して感じていること、時事問題、本学のダイバーシティの取り組み、学長インタビューを盛り込みました。今後、継続的な活動を目指したときに、いろいろと調べて考えたことを発信していく場にしたかったので幅広く取材して記事執筆しました。
—200部全てを配り終えて
最初はもうちょっとスムーズに物事が運ぶかなと思っていたのですが、締め切りなどのスケジュール管理や各所への確認など想像以上に大変なことが多くて、苦労しました。無事に発行できてほっとしています。学長の篠原先生にもオンラインでインタビューさせていただいたいのですが、とても緊張しました(笑)。
印刷した200部をすべて配れたことは、本当に良かったです!残ってしまうかなとも思ったのですが、みなさんに興味を持っていただけたようでうれしいです。今後どのような感想がいただけるかも楽しみです。