文学部カリキュラム
文化を深く理解しながら伝統的な人文科学の視点を養います。
ことばを深く学んで、他者に対して想像し共感する柔軟な頭と心を養い、
明日を切り拓く力を育む学部
本学の文学部には、日本の言葉と文学を学び、日本の伝統と現代に生きる私たち自身を深く知ろうとする日本文学科、英語の運用能力を習得した上で、英語圏の言葉と文学、文化を幅広く学ぶ英文学科、そして、歴史学の勉学を通し、歴史的な思考を身につけ人類の歩みを把握しようとする史学科があります。日本語や英語、そのほかの外国語を学んで、古代から現代までのさまざまな物語や史料に込められた心や想いを読み解いて、読んだことをもとに少人数の授業で議論しあって考え抜き、世の中の流れに踊らされず騙されない自己を形成して自分の言葉で自分の心や想いを伝えられるようになる、どの学科を選んでも、それが文学部の学びです。ここで養われる力は、どんな職業にでも役立ちます。文学部は、大学に入ってから自分の将来をじっくり考えたい人を歓迎します。
※2026年4月より文学部の「日本文学科」を「日本語日本文学科」へ、「史学科」を「歴史文化学科」へ名称変更を行います。詳細はこちらをご覧ください。
日本文学科
英文学科
史学科
※2023年度卒業生
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M.Oさん
三井住友海上火災保険株式会社 グローバル損害サポート部 火災新種第一保険金お支払いセンター 保険金お支払い業務
文学部 英文科 2018年卒業
AIが進化する現代、人間らしい知的好奇心と探求心の代えがたい価値がより高まっています。文学部には、皆さんが情熱を傾けられる対象を見つけ、深く掘り下げていく知的な体験があります。それは、まるで熱心なファンが対象を深く理解しようと情熱を注ぐ活動である「推し活」にも似ているかもしれません。
文学部の各学科では、文学、歴史、思想、言語学など、多様な専門分野において、文献や資料を丹念に読み解き、多角的に考察し、自身の考えを的確な言葉で表現する力を磨きます。私たち教員は、皆さんの主体的な探求を尊重し、その実現を全力でサポートします。探求を通して得られた知見を社会に還元するためにも、私たちは「開かれた文学部」として、社会との連携を強化し、多様な価値観と接続する新たな挑戦を進めています。具体的には、地域社会の文化活動への参画や海外での交流プログラムなどを推進中です。
情報が溢れる現代において、本質を見抜く力や、多様な情報を整理し、分かりやすく伝える力は不可欠です。文学部で培う深い読解力、批判的思考力、そして豊かな表現力は、変化の激しいデジタル時代を生き抜き、より良い未来を築くための確かな力となるはずです。多くの卒業生が、教育、研究、メディア、文化事業、一般企業など、多様な分野でその力を発揮し活躍しています。皆さんも私たちとともに、未来を創造する知的な探求を始めませんか。
学部長
教授 加藤 玄