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卒業生

日々の気づきをアクションに

株式会社アトレ 取締役 川崎店・大船店店長(東日本旅客鉄道株式会社)
家政学部被服学科卒業
小沼智子さん

学園ニュース VOL.257

緑が美しい5月の終わりにアトレ川崎・大船店長の小沼智子さんを訪ねました。店長として日々幅広い業務をこなす小沼さん。常にお客さまの立場で徹底的に考え、ニーズを先読みしながら、より居心地の良いショッピングセンターづくりに取り組んでいらっしゃいます。全ての仕事に共通する、お客さまや地域に対するまっすぐな思いが印象的でした。

店長の仕事とは

東日本旅客鉄道株式会社は、多岐にわたる事業を展開しています。私は入社して、主にショッピングセンター事業に関わる仕事をしています。学生時代、地元に駅ビルができることによって、生活がより良く変わったことを実感した経験が、今の仕事の原点です。店長としての主な仕事は、安全安心な館づくり・働いているスタッフの管理・サービス向上などお客様満足の追及・そしてリニューアルです。マーケットを分析し、それぞれの店舗配置なども考慮しながら、リニューアルや店舗入れ替えに携わります。川崎店は、来年春の駅ナカ事業展開に向けて、既存館のリニューアルを推進しています。

  • アトレ川崎店3階のエントランスホ ール。店舗全体の雰囲気を語る大切 なポイントです。
    アトレ川崎店3階のエントランスホ ール。店舗全体の雰囲気を語る大切 なポイントです。

いつでも輝けるショッピングセンターづくり

ショッピングセンターづくりは、お客さまのニーズを分析し、あらゆる方面から仮説を立て「こうしたら、こうなる」ということを徹底的に考えた上で実行します。お客さまのニーズを先読みし、新しい価値を提供していきたいと考えています。お客さまにとって買い物がしやすい、居心地の良い空間を追求し、常に館全体を最適にすることを意識しています。併せて駅の「価値」をいかに上げるかということも、常に考えています。

街に寄り添い続けたい

アトレは一つ一つの街ごとに合わせて特性があります。マーケットを分析し、「この街に足りないものは何か?」という視点でアプローチしています。地域で開催されるイベントにも積極的に参加したり、アトレ店内で開催したりすることもあります。やはり駅「だけ」が元気でもだめで、常に街に寄り添い、地域と共に発展し貢献していきたい、何より信頼される企業でありたいという思いがあります。

プロフィール

小沼 智子(こぬま ともこ)さん
1990(平成2)年3月、家政学部被服学科を卒業。同年、東日本旅客鉄道株式会社へ入社。駅・支社を経て本社でショッピングセンター事業を担当。1995(平成7)年SCグループ会社へ出向、リニューアルや経営企画を担当。2005(平成17)年、JR東日本事業創造本部へ異動、SC事業戦略策定を担当。2013(平成25)年6月、株式会社アトレへ出向、マーケティング戦略を担当、2015(平成27)年より現職。

インタビューを終えて

日頃よりアトレを利用させていただいており、今回のインタビューの日を楽しみにしていました。ショッピングセンターづくりの現場のお話を伺うことができ、貴重な機会でした。常にお客様や地域のことを思いやり、お仕事に取り組む姿勢も印象的でした。私も小沼さんのように、まっすぐな思いを持って目標に突き進んでいきたいです。

●取材・文・学生記者
文学部英文学科3年 内野青葉