フードスペシャリスト資格認定試験で学生7名が特別表彰対象となり大学別受賞者数で最多に

2026.03.26

【学生インタビュー】受賞学生3名が語るそれぞれの学びと努力が結実した受賞の裏側

 令和7年度フードスペシャリスト資格認定試験において、家政学部食物学科の学生7名(通信教育課程を含む)が成績優秀者として特別表彰の対象となり、3月19日(木)、学内にて表彰状の授与式を行いました。
また、家政学部通信教育課程食物学科の卒業生である永田有佳理(ながた ゆかり)さんが、「専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格部門」において全国トップの成績を収め、最優秀賞を受賞しました。
なお、7名の特別表彰対象者の選出は、大学別選出人数で全国最多という結果となりました。今回、受賞者の中から、西野夏美(にしの なつみ)さん(家政学部通信教育課程食物学科)、佐藤日和(さとう ひより)さん(食物学科食物学専攻4年)、飯塚南乃(いいづか なの)さん(食物学科食物学専攻3年)の3名に、認定試験への取り組みや今後の目標についてお話を伺いました。
 

※フードスペシャリストとは

食の本質である「おいしさ」「楽しさ」「おもてなし」を体系的に学び、食に関する幅広い知識と技術を身につけた食の専門家であることを認定する資格です。資格取得者は、食品の開発・製造、流通、販売、外食産業など、食に関わる幅広い分野で活躍しています。
フードスペシャリスト認定試験には、「フードスペシャリスト資格」「専門フードスペシャリスト(食品開発)資格」「専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格」の3区分があります。

左から飯塚さん、西野さん、佐藤さん
—— 特別表彰のご受賞おめでとうございます。通信教育課程の西野さんは「フードスペシャリスト資格」で、佐藤さんと飯塚さんは「専門フードスペシャリスト(食品開発)資格」での受賞となりますが、まずは今の心境をお聞かせください。
西野さん:結果を聞いたときは、正直驚きました。仕事をしながらの受験だったため、試験日までに勉強が間に合うか不安もありましたが、良い成績を収めることができて嬉しく思います。

佐藤さん:まずは合格できてほっとしました。特別表彰に選ばれるとは思っていなかったので、とても嬉しいです。卒業前に、食物学科での4年間の学びを形として残すことができて良かったと感じています。

飯塚さん:専門フードスペシャリストは合格率が低いと聞いていたため、自信はあまりありませんでしたし、試験当日も手応えを感じられなかったので、今回の結果には驚いています。

—— みなさんが「食」に興味を持ったきっかけについても教えてください。
西野さん:社会人になってから食に興味を持ちました。転勤を機に1人暮らしを始め、料理をするようになったことがきっかけです。当時、健康診断で貧血と診断され、食事が身体に与える影響を実感しました。まずは自分や家族のために、しっかり栄養のとれる食事を作りたいと思い始め、さらに体系的に学びたいと考えて、日本女子大学通信教育課程家政学部食物学科への進学を決めました。

佐藤さん:もともと食べることが大好きで、幼い頃から両親に連れられて蕎麦作りや味噌づくりなどの食育体験に参加していました。その経験から、自然と食について学びたいという気持ちが芽生えました。

飯塚さん:私も食べることが好きで、食について学びたいと思い家政学部食物学科を選びました。大学入学後は飲食店でアルバイトを始めたこともあり、さらに食へ興味が深まりました。現在は食品学・食品包装学研究室に所属し、学びを深めています。

—— フードスペシャリスト資格認定試験を受験した理由についても教えてください。
西野さん:今月で卒業を迎えるため、学びの集大成として挑戦したいと思い受験しました。

佐藤さん:将来、食品に関わる仕事に就きたいと考えており、その際に役立てたいと思いました。「フードスペシャリスト資格」は3年次に取得していたため、今回は「専門フードスペシャリスト(食品開発)資格」に挑戦しました。

飯塚さん:「フードスペシャリスト資格」と「専門フードスペシャリスト(食品開発)資格」を同時に受験しました。資格はこれまでの学びを形にできる手段の1つだと思いますし、これからの就職活動にも生かせればと考え受験しました。

—— それぞれ素晴らしい成績を収められましたが、試験の勉強方法についても教えてください。
西野さん:通信教育課程の勉強は想像以上に大変でした……(笑)。ただ、その分しっかり知識が身についたと感じています。試験の公式テキストは直前に軽く目を通した程度で、主に大学のテキストを読み返して勉強しました。

佐藤さん:10月頃から過去問を中心に勉強しました。試験は五択問題ですが、正解以外の選択肢についても曖昧な部分はすべてノートにまとめ、図と合わせて理解するようにしました。専門フードスペシャリストは出題範囲が広く、求められる知識も深いため大変でした。後輩のみなさんには、1・2年次から実験や調理実習を通して手を動かしながら理解を深めておくことの大切さを伝えたいです。また、授業で先生が強調されるポイントは試験でも問われる可能性が高いので、しっかり押さえておくとよいと思います。

飯塚さん:過去問を繰り返し解き、間違えた問題を洗い出して、関連する知識をすべてノートにまとめることで苦手分野を把握しました。授業で学んだ内容がそのまま出題されることもあるため、日頃からしっかり授業に取り組んでいれば、直前の試験勉強でも大きく苦労することはないと思います。

—— これから受験する後輩への貴重なアドバイスもありがとうございました。最後に、今後の目標や展望について教えてください。
西野さん:働きながら通信教育課程で学んできたため、卒業までに6年半かかりましたが、その分「やり切った」という自信がつきました。周囲からも、食について学んでいる人というイメージを持ってもらえたのは良かったと思います。将来は、自宅で家庭料理を楽しく健康的に学べる料理教室を開くことが夢なので、その実現に向けて準備を進めていきたいです。

佐藤さん:他大学の大学院に進学し、水産物や海産物に含まれる食品成分が体内でどのように作用するのかを研究したいと考えています。食物学科では公衆栄養学研究室に所属し、地域の方々と関わりながら食育やフードパントリーについて学ぶ中で、食と健康のつながりを強く実感しました。これまでは「食を伝えること」に重点を置いてきましたが、大学院ではより科学的な視点から食を探究したいと思います。将来は、食を通して人々の健康や生活に貢献できる仕事に就きたいです。

飯塚さん:将来は食品開発に携わり、食を通して人々に喜びを届けたいと考えています。食品開発に関わる資格としてフードスペシャリストは広く知られているため、今回合格できたことを嬉しく思います。

—— ありがとうございました。みなさんの今後ますますのご活躍を期待しております。


成績優秀者には家政学部食物学科長の新藤一敏教授から賞状が授与されました
成績優秀者には家政学部食物学科長の新藤一敏教授から賞状が授与されました

※日本女子大学は2025年度に家政学部食物学科を前身とし食科学部(食科学科・栄養学科・通信教育課程食科学科)を開設しました。