\JWU PR アンバサダー/ 社会で活躍されている卒業生インタビュー2025 第1弾!
2026.02.09
長井さん:キリンビバレッジ株式会社の商品開発研究所で飲料開発担当として、午後の紅茶の商品開発に携わっています。新商品を開発する際には、マーケティング部からターゲット層を踏まえた商品のコンセプトが示されます。それを踏まえ、「こういう味わいを実現したい」という方向性が決まり、原料や産地の選定を開始します。茶葉は種類や抽出方法・時間を少しずつ変えるとまた味わいも変わってくるため、私が所属している紅茶チームでは、ブレンドや試作を繰り返し行います。午後の紅茶は2026年に40周年を迎えるのですが、長年培ってきた技術やいままでの知識を活用しながら、理想の味わいの実現を目指し続けています。目指した味わいを実現できた時にはやりがいを感じますし、街中で開発商品が並んでいるのを見つけた時や、お客様が商品を手に取っているのを見たときはとてもうれしいです。
—— 現在のお仕事を選んだ理由についてお聞かせください。
—— 就職活動において大切にしていたことは何ですか?
長井さん:自分の軸をしっかり持つことを大切にしていました。初期の面接で自分を良いように見せたいという気持ちがあり、回答がぶれてしまい上手くいかないことがあったので、将来何がやりたくてこの職業を志望しているのか、自分が大切にしている価値観などを大事にして、自分の思いを真っすぐ伝えるようにしていました。
また、インターンシップは3年次の夏季休暇や冬季休暇などを利用して短期のものにたくさん行きました。インターンシップに行ったことで、就職活動の前に場慣れができたというのは大きかったと思います。インターンシップも人気のものだと、そのための選考があると思うのですが、そこで面接に慣れることやメンタルを保つ工夫ができるようになったと思っています。最初はすごく緊張して自分を良く見せたい気持ちが勝ってしまったり自分の考えがぶれたりして上手くいかないこともあったのですが、自分の話を聞いてもらえるせっかくの良い機会なのではないかと考え始めてからは、あまり緊張をしなくなったように思います。
—— 現在の仕事で大切にされていることは何ですか?また、本学での学びをどのように生かされていますか?
長井さん:「美味しさを要素分解して考えること」を大切にしています。学生時代、調理科学などを学んでいたのですが、加熱することで美味しさが増すことに対して、なぜ美味しくなるか、どういう現象が起きているのかなどを考えることは大学で培ってきたことが生きていると思っています。美味しさの要素を分解して考えることは、商品を開発するときだけではなく、街中で流行っている美味しいものを食べたり飲んだりするときもしています。食べたものの原材料などもよく見てしまいます。
また、紅茶を開発するうえでスイーツなどとのペアリングも考える必要があるので、流行には敏感でいるようにしています。
—— 続いて、学生時代に関する質問に移ります。日本女子大学、食物学科を志望した理由について教えてください。また、食物学科の特徴について教えてください。
長井さん:高校時代から食品メーカーで商品開発に携わりたいと考えていました。そのため、食品開発を見据えたカリキュラムがあり、おいしさを科学的に考える調理学を学べる学科にとても惹かれたことが志望した理由です。
また、食と言っても幅広く、調理学や食品科学などはイメージがつくと思うのですが、食文化などの文化的な要素も学べることは、理学部や他大学の農学系の学びを中心とした学部にはないこの学科の魅力だと思います。そして、美味しさを科学的に考えることができるのは、この学科のおすすめポイントです。
—— 印象に残っている授業や出来事について教えてください。
長井さん:一番印象に残っているのは、調理学実習です。料理を科学的視点から嗜好性を高める方法を学びました。その授業の最後のテストでは、コース料理を作りました。コース料理のテーマや内容から自ら考えてチームメンバーと協力して完成させなければならないので、私はその取りまとめを行いました。私たちのチームは、スタジオジブリのとなりのトトロをテーマにスープ、サラダ、メイン、デザートといった洋食のコース料理を作りました。自分たちで決めたテーマをもとに、どういう食材を使うかを決めたり誰が何をするか役割分担をしたりして、制限時間がある中で完成させた経験はとても印象に残っています。
長井さん:アルバイトや海外旅行など学生のうちにしかできない経験をたくさんすることです。アルバイトは飲食店でのホールスタッフだったのですが、飲み物やちょっとしたデザートも作っていて、お店が混んだときには、どちらも効率よくこなさないといけないことが多くありました。そのときに培った時間配分や効率を考えて取り組む姿勢はいまの業務にも生きていると思います。いまの仕事は新商品の開発の際にすでに発売日が決まった状態で試作をスタートするので、限られた時間の中で、目指した味を達成するとなると、効率は大事だと感じます。
—— 日本女子大学で良かったと思うことはありますか?
長井さん:学科に気の合う人が多いことです。学科のメンバーは、みんな食べることが好きだったので、すぐに仲良くなれました。授業の後に友人と食事によく行きました。一生の友達ができたと思っています。
—— 最後に後輩に向けてメッセージをお願いします。
長井さん:食科学科では、食に特化した多くの授業を受けることができます。ぜひご自身の興味があることを深掘りしてみてください。そうすれば、将来、食のスペシャリストとして活躍する可能性があると思います!応援しています。
