経済学部 特別招聘教授からのメッセージ
経済学部 特別招聘教授からのメッセージ
日本女子大学経済学部の開設にあたり、特別招聘教授に任命していただき、その責任の重さに身の引き締まる思いでおります。昨年、日本では史上初の女性の総理大臣が誕生しました。そして経済の分野においても、ますます女性の活躍が期待されています。ですが、私が起業した20年前と比べ、女性の起業がメジャーになったわけでも、働き方が大きく変わったわけでもありません。私自身、4人の子どもの育児と会社経営の狭間で、表向きの華やかさとは裏腹に、数字と戦ってきた側面もあります。その「成功」だけではない、仕事・子育て・経済・起業のリアルを学生の皆さんとシェアさせていただき、私の経験が少しでも社会に出る前の皆さんの一助になればと願っております。
[プロフィール]
ヴィリーナ ジャパン株式会社代表取締役。1996年、日本女子大学文学部日本文学科卒業。現・株式会社ハースト婦人画報社にて、『30ans』『Vingtaine』『25ans』のファッション編集者として従事。その後、ニューヨークのアシェット・フィリパッキ・メディアにて『ELLE Girl』編集部に出向。帰国後は『ELLE Japon』の制作に携わる。ニューヨークでの出産を経験したことをきっかけに、ママになってからも女性の活躍を応援したいと、機能性とファッションに特化したブランド「ヴィリーナ」を起業。雑誌、テレビ、セミナー、SNS等、幅広い分野で情報発信を行っている。2026年で20期を迎える。
日本女子大学に開設される経済学部の特別招聘教授に就任できることを、大変光栄に存じます。著書『経済学者のアタマの中』では「社会をよりよくしたい人は、ぜひ経済学部へ」と呼びかけました。経済学はお金も扱いますが、データと理論で社会の仕組みを解き明かし、人々の幸せを支える制度や政策を設計する実践的な学問です。少人数でとことん考え、答えを出す学びの中で、学生の皆さんが複雑な社会課題に論理的かつしなやかにアプローチできる力を養う一助となれば幸いです。経済学の知見を手にした女性が社会を動かす未来を、皆さんと共に切り拓けることを楽しみにしています。
[プロフィール]
大阪大学特任教授。博士(経済学)。専門は行動経済学、労働経済学。日本経済学会・行動経済学会会長、政府新型コロナ対策分科会委員等を歴任。NHK『オイコノミア』で又吉直樹氏と共に経済学の普及にも尽力。著書に『日本の不平等』『行動経済学の使い方』『経済学者のアタマの中』『経済学Basics』。日本学士院賞、サントリー学芸賞、石川賞、エコノミスト賞等受賞多数。データや行動経済学の知見を用い、社会課題の解決に取り組む。
日本女子大学経済学部の開設おめでとうございます。母校である日本女子大学の経済学部特別招聘教授として貢献できることを心より光栄に思います。女性の労働参加率が高まる今、女性が経済を深く学び、経済活動の中心で活躍することがますます重要となっています。私は起業家として、女性の経済的自立やジェンダー格差解消に取り組んでおりますが、その根底には在学時代に培った創立者成瀬仁蔵先生の教育理念である三綱領「信念徹底・自発創生・共同奉仕」の教えがあります。次世代を担う学生の皆さんが自信を持ち、経済活動の最前線でリーダーシップを発揮できるよう、全力でサポートしてまいります。
[プロフィール]
Ms.Engineer株式会社 代表取締役CEO。2007年、日本女子大学人間社会学部文化学科(現在の国際文化学部国際文化学科)卒業。 サイバーエージェントにてプロデューサー/編集長として「アメーバピグ」立ち上げなどに携わり、2015年に独立。2016年にPR・マーケティング会社アタラシイヒを設立し、2021年、女性のAI・デジタル人材を育成するオンラインブートキャンプ「Ms.Engineer」を創設。未経験から約半年で高度ITスキルの習得を可能にし、卒業生の9割以上が転職を実現。平均年収は約480万〜484万円に向上し、日本女性の平均と比較して約170万円高い水準にまで上昇。性別による賃金格差の解消と、女性の経済的自立の実現を目指している。
