特別招聘教員
特別招聘教員
本学 特別招聘教授

この度、日本女子大学の「特別招聘教授」に任命いただき、光栄に思います。私から皆様へお伝えしていきたいテーマは、「文化・芸術の総合科学」という融合科学の分野です。
「芸術」には、第1から第10芸術まであると言われています。具体的には、①建築、②彫刻、③絵画、④音楽、⑤文学(詩)、⑥演劇、⑦映画、⑧メディア芸術、⑨マンガ、⑩料理(近々、芸術に昇格か?)です。
これらの10分野の芸術には、共通する要素もあれば、大きく異なる部分もあります。世界的には、芸術を科学し、学ぶことは、対象文化圏の背景にある価値観や世界観、美意識等を深く理解することにもつながると考えられています。さらに、先進西洋諸国では、芸術は「究極の教養」であり、「インテリジェンスの象徴」とされています。
よって、グローバル化が進む現代日本において、「芸術を科学的かつ体系的に学ぶこと」は、専門分野を超えた国際教養を身につけるためのアプローチとして、有効だと考えます。
私は、文化芸術の脳科学・心理学の応用研究で、「博士号」を取得しました。そして、多数の大学の客員教授等を歴任し、東京国立博物館の参与、日本女子大学の特別招聘教授、各種行政機関や民間法人のブランドアドバイザー等の活動をしています。
上記の経験を活かし、担当する公開講座を中心として「文化芸術の東西文化差の知見」、「日本の文化芸術の現状と課題」、「世界に日本の文化芸術を発信するためのポイントと注意点」について紹介できれば幸いです。
[プロフィール]
1984年、神奈川県鎌倉市出身。芸術科学者、芸術批評家、ブランドアドバイザー。
日本女子大学 特別招聘教授、東京国立博物館 参与
文化芸術の脳科学・心理学の応用研究で、「博士(学術)」を取得。
専門は、東西文化差の総合科学、東西の芸術観の総合科学、文化芸術の産業科学。