【プレスリリース】ファッション界の第一線で国際的に活躍する江角泰俊氏、リシャール・コラス氏、篠原ともえ氏が日本女子大学「ファッションデザイン学部(仮称)」の特別招聘教授に
2026.10.08
新たな価値創造と実践的ノウハウの修得により国際社会に貢献する人材の輩出を目指す
⽇本⼥⼦⼤学(東京都⽂京区、学長:篠原聡子)は、2028年4月に開設を構想する「ファッションデザイン学部(仮称)」の特別招聘教授として、株式会社 Ri Design CEO/Fashion Designer/クリエイター塾 DireCreative 主宰の江角泰俊氏、株式会社TASAKI ホールディングス取締役 兼 代表執行役社長 Global CEOのリシャール・コラス氏、株式会社STUDEO デザイナー/アーティストの篠原ともえ氏の3氏が就任することを発表します。
開設を構想する「ファッションデザイン学部(仮称)」では、デザイン、テキスタイル、アート、ビジネスの4分野からファッションを取り巻く課題を分析し、デザインを通じて解決する力を養っていきます。今回、ファッション界の第一線で国際的に活躍する3氏が特別招聘教授に就任することで、学生はグローバルな市場視点やブランド戦略、世界基準のクリエイティビティ、SDGsやテクノロジーへの適応力など、ファッション界の最前線で必要となる多角的な知見や能力、そして実践的なノウハウを学びます。これらを通じて、新学部ではファッション分野で新たな価値を創出し、国際社会に貢献する人材の輩出を目指します。
■江角泰俊氏コメント
このたび日本女子大学ファッションデザイン学部の開設にあたり、特別招聘教授として携わらせていただけることを、大変光栄に思います。私は「理/LOGIC」——事象や社会、文化、環境の中にある理(ことわり)から、理由のあるデザインを導く——という姿勢でものづくりを続け、近年はクリエイター塾「DireCreative」で、考える過程そのものを大切にする創作の手法を伝えてきました。ファッションは、流行だけでなく、社会や人の暮らし、建築をはじめとする他分野とも深く結びついた領域です。学生の皆さんには、目の前の「かたち」を当たり前と思わず、なぜそれをつくるのかを問い続けてほしいと願っています。自らの手を動かし、考え抜いた先にこそ、その人にしか生み出せない表現が立ち現れます。次世代を担う皆さんと共に、これからのファッションの可能性を切り拓いていけることを、心より楽しみにしています。
■リシャール・コラス氏コメント
このたび、日本女子大学ファッションデザイン学部の特別招聘教授を拝命し、身に余る光栄に存じます。
私は40年間にわたり、シャネルという1つのメゾンに身を置く幸運に恵まれました。そこで学んだのは、良識に根ざした明確で揺るぎないビジョンを貫くために必要な、厳格さと粘り強さでした。そうした一貫性こそが、ブランドを永続させ、その世界観を人々の集合的な記憶の中に深く刻み込むのだと、私は確信しています。
現在、私はTASAKIにおいて、胸躍ると同時に身の引き締まるような使命を担っています。それは、この美しいメゾンを、ラグジュアリーの普遍的な作法を体現しながらも、日本ならではの独自性に確固たる根を張る、真の意味での「日本発の初のラグジュアリー・メゾン」へと導くことです。
クリエイション、ファッション、そしてラグジュアリーという私たちの仕事において大切なのは、よく言われるように創造性を司る右脳に、論理を司る左脳をいかに仕えさせるかを学ぶことだと思います。私たちに与えられたこの2つの道具のバランスをいかに取るか——それこそが、成功を左右する決定的な差となるのです。
私の役割は、学生の皆さんが、この理性的な力を使いこなす術を身につけるお手伝いをすることです。この理性なくして、創造性は決して「夢」の域を超えることはできません。
学生の皆さんに伝えられること以上に、皆さんから学ぶことの方が多いと確信しており、お会いできる日を心から楽しみにしています。
■篠原ともえ氏コメント
日本女子大学ファッションデザイン学部の開設おめでとうございます。特別招聘教授として、新しい学びの場に携われることを光栄に感じています。
10代から芸能の世界で活動してきた私のものづくりは、自ら手がけた衣装を通して表現を届けることから始まりました。
素材に触れ、現場を訪ね、つくり手の声を聞き、自分の手を動かす。その積み重ねによって、デザインやアート、そして日本各地の産地や職人の皆さんとの出会いを通してアイデアが広がってきました。
学生の皆さんがそれぞれの好奇心を大切に、自分ならではの視点やアイデアを見つけられること。それを人の心や社会へ届ける方法を一緒に考えること。想像するだけでも今からワクワクしています。
私自身も学生の皆さんと共に手を動かし、考え、新しい創造の可能性に出会えることを楽しみにしています。
■江角泰俊氏プロフィール
1981年、広島県生まれ。宝塚造形芸術大学短期大学部を経て、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ芸術大学ファッション&テキスタイル科を卒業。アレキサンダー・マックイーン等のコレクションブランドで経験を積んだのち、2010年に自身のブランド「Yasutoshi Ezumi」(2018年より「EZUMi」に改名)を設立し、「理/LOGIC」をコンセプトに掲げる。JAL、日産等の制服デザインや、ブラックレーベル・クレストブリッジのクリエイティブディレクターを歴任。「スケッチブック・メソッド」を伝えるクリエイター塾「DireCreative」を主宰するほか、建築家・隈研吾氏との協働など、領域を横断した創作と後進の育成を続けている。
■リシャール・コラス氏プロフィール
1953年フランス生まれ。国立東洋言語文化学院(INALCO)にて日本語を専攻し、1975年、在日フランス大使館勤務のため来日。来日以来、半世紀にわたり日本と関わる。ジバンシイ日本法人の設立を経てシャネルに入社し、1995年から2018年まで同社日本法人の代表取締役社長を務めた。2026年3月よりTASAKIホールディングス グローバルCEO、イオン株式会社社外取締役。作家としても『波』『Saya』『茶室』などを発表している。旭日重光章、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章。
■篠原ともえ氏プロフィール
文化女子大学短期大学部服装学科ファッションクリエイティブコース・デザイン専攻卒。1995年に歌手デビューし、音楽・テレビなど幅広いメディアで活躍。
以後、デザイナーとして松任谷由実や嵐をはじめとするアーティストのステージ衣装デザインを手がける。2020年、アートディレクター・池澤樹とクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。2022年にはデザイン・ディレクションを手がけた革きものが、ニューヨークADC賞2部門および東京ADC賞を受賞し国際的な評価をうけた。日本の伝統工芸や地域文化との協働を軸に、衣装、プロダクト、空間、アート作品を制作し、ものづくりを通した文化の新たな価値を発信している。
■日本女子大学学長 篠原聡子より
この度、ファッションデザイン学部(仮称)に3名の特別招聘教授をお迎えいたします。
江角泰俊氏は、デザイナーとしての卓越した実績に加え、多様な表現者に向けた「スケッチブック・メソッド」の教授など、教育活動にも尽力されています。社会課題をデザインの力で解決する本質的なクリエイティビティを学ぶ、学生たちにとって絶好の機会となるはずです。
リシャール・コラス氏は、国際的な実業家として、また文化人としても広く知られる存在です。ビジネスの枠組みを超えたその深い知見は、学生たちの視野を広げ、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれるでしょう。
篠原ともえ氏は、伝統と革新を融合させた独自の作品で、国内外から高い評価を得ています。その豊かなキャリアと情熱的な創作活動は、学生たちに極めて実践的で多角的な深い学びをもたらしてくれると確信しています。
参考リンク
※本学部の設置計画は予定であり、内容は変更になる可能性があります。
