豊明小学校・幼稚園120周年記念展

2026.10.29

会 期  2026年9月24日(木)~12月 19日(土)
開館時間 10:00~16:30(土曜日は12時まで)
閉館日  日・月、祝休日

日本女子大学附属豊明小学校・幼稚園は、1906(明治39)年に教育学部開設とともに創立し、120周年を迎えました。

日本女子大学校の創立者成瀬仁蔵は、ペスタロッチの「実物教育」や、デューイの「手工教育」をはじめ、欧米の教育運動に学びながら自身の思想を深め、日本において独自の新しい教育を組み立てました。「教育は児童の本性を束縛するのではなく、児童に真の自由を与えるためである」という信念のもと、当時の教育を「注入主義」として批判し、「自学自動」の教育を目指しました。

幼稚園では日本における保育の先覚者である甲賀ふじが、小学校では大正新教育運動史に名を残した河野清丸が、成瀬の「自学自動」を土壌に教育実践を行い、それぞれの教育論を育み、豊明幼稚園と豊明小学校の礎をつくりました。

子どもたちの個性に基づく自発性と自由を尊重する「自学自動」の教育が、120年の歴史のなかで受け継がれ、各時代のさまざまな取り組みのなかに息づく様子を紹介します。

「教えの庭」『家庭週報』第15号(1905年)
創立者 成瀬仁蔵が目指した実物教育の原風景。
日本女子大学附属豊明小学校の自然研究(1909年)
長い棒で梢を指し示す藤原千代と観察やスケッチを行う子どもたち。
成瀬仁蔵書「善学善遊」(1902年)
「子どもの知識も、特性もまた身体も、遊戯の間に全て養われる」と成瀬は語った。
日本女子大学附属豊明幼稚園の積み木遊び(1909年)
大型積み木で家をつくっている子どもたち。大きな黒板の上にはフレーベルの肖像が掲げられている。