成瀬記念館40周年記念展 博物館の舞台裏
2025.01.29
成瀬記念館40周年記念展 博物館の舞台裏
会期 2025年1月16日(木)~3月4日(火)
開館時間 10:00~16:30(土曜日は12:00まで)
閉館日 日・月、祝休日 *2月1日(土)は大学入学試験のため閉館
日本女子大学成瀬記念館は1984(昭和59)年に開館し、今年度で40周年を迎えます。
この節目に当館への理解を深めていただくことを願って、「成瀬記念館のあゆみ」を振り返るとともに、なかなかお見せする機会のない「博物館の舞台裏」をパネルで紹介します。また当館収蔵資料から、必見の資料も選出しました。柳敬介が模写したワーグナー音楽に関する絵画、宮沢賢治の妹トシの直筆資料や、貴重な教育調査会速記録、1930(昭和5)年の学生争議の際の要求文書などユニークな資料ばかりです。
当館の原点は、本学創立者 成瀬仁蔵の没後15年である、1934(昭和9)年まで遡ることができます。当時、本学は全学移転計画のため西生田校地を取得しました。その際に描かれたキャンパス構想図中央に、「成瀬記念室」が描きこまれています。記念館建設は本学の歴史のなかで、長いあいだ温められてきた願いでした。
当館は、卒業生や教職員が大切に守り伝えてきた成瀬の遺品を受け継ぎ、開館時からその保存と展示を行ってきました。40年の月日のなかで卒業生や教職員からアルバムやノートが寄贈され、学内からは議事録などが移管、さらに寮舎で利用されていた家具などが加わり、収蔵資料の充実が図られました。これらの資料は、学生生活の移り変わりはもちろん、女子高等教育を牽引してきた本学の歴史的な展開や、社会における女性たちの生き方の変遷を物語るものです。
創立者の記念館としてだけではなく「学園の博物館」、そして「学園の文書館」としての機能も果たしてきた当館の活動を、是非ご覧ください。



