第64回交通安全国民運動中央大会で心理学科の塩﨑教授が基調講演を行いました
2024.01.25
交通安全国民運動中央大会とは、昭和35年に現在の道路交通法が制定されたことを期に、「交通事故の防止は、結局のところ、国民一人ひとりが交通道徳心を高め、交通ルールを守るという自覚と実践が伴わなければ達成できない」との観点から、「交通安全思想普及の国民運動」を展開することを目的に、翌昭和36年より開催され、2024年1月16日(火)、17日(水)に第64回大会が行われました。
今回、本学の社会連携教育センターが2021年より行っている「JWU子育てサイエンス・ラボ」の活動を見た交通安全国民運動中央大会の事務局よりお声がけをいただき、16日(火)の分科集会にて本学人間社会学部心理学科の塩﨑尚美(しおざきなおみ)教授が部会合同基調講演の講師を務めました。
なお、翌17日(水)には本会議が開催され、秋篠宮皇嗣殿下・妃殿下ご臨席のもと、岸田内閣総理大臣等が参加されて、交通栄誉章や交通安全優良団体などの表彰や大会宣言の採択が行われました。
基調講演で塩﨑教授は、「幼児・子どもの交通事故防止~子どもの安全を守るための親子コミュニケーション~」と題し、日本における幼児の交通事故の特徴や心理学的視点に基づいた交通事故防止につながる親子コミュニケーションの重要性、“2~3歳の頃は子どもが自分から「手をつなぐ」「チャイルドシートに座る」と言えるように”といった発達段階に応じた幼児期の子どもの特徴と関わりの工夫の仕方などについて講演しました。
心理学科塩﨑教授 コメント
このたびは交通安全国民運動中央大会という長い歴史と伝統のある場で基調講演をさせていただくという貴重な機会をいただきました。全国で多くの方々が交通安全に取り組まれていることを実感させていただき、そのような活動をされている方々に、今回お話しさせていただいた内容が役立てられ、子どもの交通事故防止につながる一助となることを願っております。