「例年通り」が存在しなかった目白祭

2023.01.20

「例年通り」が存在しなかった目白祭

JWU PRアンバサダーが目白祭実行委員長にインタビュー

10月15日(土)、16日(日)に行われた目白祭。2日間で約4,000人の来場者を記録し、今年度も大盛況で幕を閉じました。今年度の目白祭実行委員長を務めた、文学部史学科2年 小島由衣さんにお話をうかがいました!

Q.実行委員長を務めようと思ったきっかけは?
A.学校行事に全力で取り組んでみたい!と思ったのがきっかけです。高校生の時は学外の活動が多く、学校行事に積極的に関わることができませんでした。そのため、大学生という最後の学生生活で一度は全力で学校行事に取り組みたい、せっかくなら委員長を務めてみたい!と思い、実行委員長になりました。私は附属高校出身なので、以前から大学の学園祭に憧れを抱いていました。

Q.実行委員会とはどのような組織?
A.まず実行委員長・副実行委員長・各局の局長からなる執行部があり、その下に企画局や渉外局などの8つの局があります。執行部は月に1,2回集まり、全体の進行を確認します。実行委員会は4月に1年生のメンバーを募集し、5月から本格的に活動を開始しています。

Q.実行委員長の仕事とは?
A.各局の相談に乗ったり、連携をとる際の仲介をしたりするなど、全体の進行を管理するのが仕事です。問題なく準備が進んでいるかを都度確認し、問題が起きた際には率先して解決に動くように心がけました。
基本的に、前年度の副実行委員長が繰り上がりで実行委員長になります。私も昨年度は副実行委員長を務め、実行委員長のサポートをしていました。

Q.苦労した点は?
A.“例年通り”が存在しなかった点です。今年度は4学部が目白キャンパスに統合されてから初めての目白祭であり、新型コロナウイルスの流行後初めての実地開催でもありました。
とくに、感染症対策をどうするかについてはすごく頭を悩ませました。例えば「入場制限は何人にするか」「入場の方法はどうするか」「来場者の導線はどうするか」などです。他大学とはキャンパスのレイアウトも異なり、さらにコロナウイルスの情勢も変化するので他大学の学園祭を参考にすることができず、当日まで試行錯誤を繰り返していました。
当日に起きた想定外だったことは、本部(旧記念局)が実施したスタンプラリーの机とスタッフを会場内の分かりやすい場所に配置したことで、会場案内として利用される方が多くなってしまったことです。スタンプラリーの対応と会場案内の対応でスタッフの仕事が多くなってしまいました。

学内スタンプラリーでは、大学にまつわるクイズを実施

Q.当日印象に残っていることは?
A.2日目のトークショーの際、イベント会社の方に「進行や導線についてよくまとめられたね」とおっしゃっていただけたことです。みんなで頑張って準備した甲斐がありました。
トークショーは事前予約での抽選だったのですが、抽選倍率も高く大盛況でした!

Q.来場者からの感想で嬉しかったことは?
A.「来年もまた来たい」という感想をいただけたことが一番うれしかったです。
私は今年度の実行委員長を務めるにあたり、新しい目白祭の形を示し、来年に引き継ぐファーストペンギンのような役割を担えたらと考えていました。来年もという来場者の声は、次につながる第一歩だと思いました。

Q.昨年度のオンライン開催との違いは?
A.昨年度の目白祭当日は執行部が大学に集まっていたのですが、オンライン開催のため学内はシーンとしていて学園祭感が全くありませんでした。今年度は飲食等の制限はあったものの、キャンパスが来場者で賑わっている様子が感じられてよかったです。

Q.実行委員長としての経験を今後どのように生かしていきたい?
A.将来はコンサートやイベントを企画・運営する仕事に就きたいと考えているので、今回の経験を生かせればと考えています。
また、これまではイベントやコンサートに来場者として足を運ぶか、出演者としてステージに立つだけでしたが、イベントの運営側の気持ちも理解できるようになり、そのことは、一つの視点にこだわらず多面的な視点を持つきっかけにもなりました。
実行委員長としての経験は、さまざまな面で自身の成長につながったと思います!

【JWU PR アンバサダーによる目白祭紹介】

 目白祭では、各教室で日本女子大学の公認サークル及び学科有志団体等の展示が、百二十年館のパティオには特設ステージが設置され、有志団体によるダンスパフォーマンスや芸人によるお笑いライブが行われました。ここからはJWU PR アンバサダーがとくに気になった展示やステージの一部を紹介します。

◎写真部

今回が部員揃っての今年度初めての活動とのこと。今年度は各部員が「見て欲しい1枚」を展示。教室にいた副部長は外出も思うようにできない中で撮った“コロナ禍での楽しみ”を自身の1枚として選んだそう。
写真部紹介

◎WASA

天文サークルであるWASAの今年度の展示テーマは「宇宙のものがたり」。メンバーは、目玉企画のプラネタリウム製作が大変だったと話していました。
プラネタリウムでは、2023年の元旦の夜空を投影。15分ほどのオリオン座や冬の大三角形などの解説もあり、かなり本格的でした。順番待ちの案内が某遊園地の優先案内システムを模したものになっているなど、細かな工夫も素敵だと思いました。
WASA紹介

◎日本女子大学LEGOサークル

今年度の展示テーマは「看板」。看板の複雑なデザインに苦労したとのこと。リアルな看板や造花とレゴを組み合わせた作品は見ごたえがありました。
日本女子大学LEGOサークル紹介

◎日本女子大学オーケストラ

教室に設けられた客席があっという間に埋まり、立ち見客が出るほどの盛況。アニメの曲から有名なクラッシックまで、幅広いジャンルの演奏で、誰もが音楽を楽しめるコンサートでした。
演奏終了後、部員のみなさんは、「3年生にして初の対面開催の目白祭であり、サークルで参加できるのは最初で最後だったので、とても思い出に残る日となりました!」「今まであまり外で演奏できる機会がなく、この目白祭でコロナ以前のようなサークル活動がようやくでき、嬉しかったです」「皆で楽しく演奏できて良かったです!メンバー同士の仲がより深まったと思いました」といった感想を述べていました。
日本女子大学オーケストラ紹介

◎お笑いライブ(出演者:ひょっこりはん、くまだまさし、レインボー)

百二十年館のパティオに設置された特設ステージで開催。大勢の人が集まり、初日一番の盛り上がりを見せていました。
3組のネタ披露後、くまだまさしさんとレインボーさんは、学生から事前に募った質問にも答えてくださり、ネタ作りの裏側やテレビでは見ることができない姿などを垣間見ることができ、最後まで非常に見ごたえのあるライブでした。

文・写真/JWU PR アンバサダー R.T. A.T.

*参考

目白祭