協定・認定大学留学体験談K.K.さん

協定・認定大学留学体験談K.K.さん

理学部化学生命科学科2年(留学時)K.K.さん

ウェルズリー・カレッジ / アメリカ / 2025年度協定大学留学

留学先を選ぶ際に重視したこと

英語圏であること、厳しい環境での挑戦をしたいと考えていたのでなるべくレベルの高い大学であることを重視し選びました。

留学先大学での授業選択で重視したこと

なるべく単位が認定されるように日本女子大学での自分の所属する学科の学科科目に近いものを選びました。

留学で得たもの

語学面では、実際に使う英語の言い回しが身につきました。これは実際に毎日英語で生活している人と共に生活しなければ身に付かなかったと思います。また、専攻分野にもよりますが、毎日英語の論文を読むのでリーディングの力がついたと思います。生活面では、アメリカは様々なバックグラウンドを持つ人がいる社会なので、初対面の人への質問の内容などは日本よりも配慮をすることが多いことを実感しました。

留学先大学で登録した授業科目

授業科目名
 Principle of Biochemistry
概要
生命活動の化学的基盤を概観する科目であり、医学に関連する理論と応用に重点を置く。主な内容として、生体エネルギー学、代謝、高分子(生体高分子)の構造を扱う。さらに、データ解析や一次文献(原著論文)の読解と理解といった重要なスキルを、授業内のディスカッションや最新の生物医学的課題への応用を通して身につける。
コメント
私が履修した学期の先生の授業は課題が重くて有名でしたが、学期によって担当者が変わるので、生化学を勉強したい人は、以前その先生の授業を履修した人にアドバイスを聞けるといいと思います。
授業科目名
Microbiology with Laboratory
概要
微生物の世界を総合的に学ぶ授業であり、特に細菌に重点を置く。主な内容として、微生物細胞の構造と機能、多様性、代謝、進化、遺伝学、生態学を扱う。さらに、食品産業、バイオテクノロジー、人間の健康、そして環境プロセスにおける微生物の役割など、応用微生物学についても学ぶ。また、気候変動と微生物に関するさまざまな側面も扱い、感染症の拡大・新興、地球規模の生物地球化学循環、生態系の回復力における微生物の重要性について学習する。実験(ラボ)では、微生物生態学、代謝、微生物間相互作用、抗生物質の生産、DNA配列に基づく微生物および微生物群衆の同定などを探求型プロジェクトとして行う。学生は自ら微生物に関する実験を設計し、実施する機会を持つ。
コメント
幅広く微生物学を学びたい人向けの授業です。
授業科目名
Ecology with Laboratory
概要
生態学の基礎を学ぶ授業で、生物同士の関係や生物と環境との相互作用を扱う。進化的適応、個体群動態、行動、生態系の構造と機能について学ぶ。気候変動、絶滅危惧種の保全、感染症の広がりといった現代的な課題にも取り組む。併修の実験科目では、野外調査で得たデータを、主に統計解析ソフト「R」 を用いて整理・解析し、生態学的手法を実践する。
コメント
フィールドワークもあり、生物専攻でない人も楽しめると思います。実験ごとのレポートもそこまで負担にはなりませんでした。
授業科目名
Meteorites, Cosmochemistry, and Solar System Formation (MIT)
概要
太陽系や天体がどのように形成・進化したのかを化学的な視点から学ぶ。元素や同位体の起源、隕石の分析、太陽系形成モデル、年代測定などを通して、宇宙の歴史を理解することを目指す。
コメント
宇宙に興味がある人は専攻に関係なく楽しめると思います。
 授業科目名
Organic Chemistry Ⅱ with Laboratory
  概要
Nuclear Magnetic Resonance Spectroscopy を用いた構造解析に加え、芳香族化合物、カルボニル化合物、アミン、炭水化物の反応と合成を学ぶ。有機反応の仕組みを理解し、分子構造と反応性の関係を深く学習する。また、化学の学術論文を調査し、短いレビュー論文を執筆することで、文献検索と科学的文章作成の力を養う。
 コメント
有機化学、有機合成化学を学びたい人向けです。
授業科目名 Relativity and Quantum Physics
  概要 現代物理学の基礎となる量子力学と、アインシュタインの相対性理論の入門を学ぶ授業。相対性理論によって空間と時間の考え方がどのように変わるか、量子力学によってミクロの世界がどのように理解されるかを扱う。それぞれの基本原理と、その理論がもたらす応用や影響について学ぶ。物理学の予備知識は不要で、物理学の基礎を幅広く学びたい学生に適した科目。
コメント 物理学を高校以降とっていなくても受講できる授業です。
授業科目名  The Dynamic of Earth with Laboratory
  概要  地球内部と地表で起こるさまざまな過程によって、地球がどのように変化するのかを学ぶ地球科学の入門授業。固体地球、水圏、大気圏、生物圏の相互作用を通して、私たちの生活環境がどのように形成されるかを扱う。プレートテクトニクス、地震・火山、地球の歴史、水循環、地形の変化、地球規模の気候などを学ぶ。実験では、岩石の mafic(苦鉄質)・felsic(珪長質)の分類や鉱物の同定を行い、実習・プロジェクト・フィールドワークを通して観察力と分析力を養う。
コメント  理系の学生でなくても楽しめる授業だと思います。実験内での課題は少し重い回もありましたが、鉱物の分類について詳しくなることができます。また、受講を通して自然を楽しめるようになると思います。
授業科目名  Looking East/Looking West (MIT)
  概要 17世紀以降のヨーロッパとアジアの交流を、工芸品や写真などの視覚・物質文化と文献資料を通して学ぶ授業。東西の旅行者や外交官、芸術家らの交流が「東洋」と「西洋」のイメージ形成にどのような影響を与えたかを考察する。歴史学的な視点を用いて、文化的なモノやイメージを分析し、その意味を批判的に読み解く力を養う。また、こうした東西交流の歴史的遺産が現在のボストン地域社会にどのように残っているかについても考える。
コメント  日本人の教授と中国や日本と西洋の国々の貿易を通した文化の交わりについてディスカッションを行うセミナーです。専攻分野に関係なく楽しめる授業だと思います。