保護者の皆さまへ【FAQ】
保護者の皆さまへ【FAQ】
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就職のために低学年からどのような準備が必要ですか。
就職活動の大前提は、まず学業を修め、無事に卒業することです。近年の採用では、学業への取り組みや成績を重視する企業も増えています。3年次後期から4年次前期にかけては、就職活動に多くの時間を要するため、低学年のうちから履修可能な授業科目については計画的に履修し、着実に単位を修得しておくことが重要です。履修を不用意に後回しにすることは、結果として学生本人の負担を大きくすることにもつながります。
所属学科の中でどのような専門分野に関心を持ち、どのように学びを深めてきたのか。語学の修得にどのように取り組んだのか。授業以外の課外活動にどのように関わってきたのか。あるいは、一つのことに継続して努力し、積み重ねてきた経験があるか。他者との人間関係をどのように築いてきたか。就職活動の場面では、こうした点について問われることが多く、低学年時代の過ごし方が少なからず影響します。
「就職のため」と肩に力を入れるのではなく、自身の学生生活をより充実させるために、目的意識を持って前向きにチャレンジしていくことが大切です。
また、目上の方との会話に必要な適切な言葉づかいや挨拶、美しい所作や立ち居振る舞いは、短期間で身につくものではありません。大学入学直後から意識し、日常の中で少しずつ身につけていくことができる項目でもあります。
なお、キャリア支援課では、就職活動の入門として「低学年キャリアガイダンス」や、自分の強みや自分らしさを見つけるための「低学年向けキャリアデザインセミナー」などを実施しています。就職活動に役立つ書籍や資料を多数備えた就職資料室や、個別相談も低学年から利用可能ですので、ぜひ活用するようお子さんにお伝えください。 -
留学は就職に有利と聞くので行かせたいと思っています。
留学を通じて得られる海外での経験は、大変貴重なものです。しかし、「留学をした」という事実そのものが、就職活動において必ずしも有利に働くわけではありません。語学力の修得に限れば、国内にいながらでも十分に可能であるためです。
就職活動において重視されるのは、何を目的として留学をしたのか、その目的をどのように達成したのかという点です。また、異なる国や文化を持つ人々とどのように関わり、そこから何を学び、自身がどのように成長したのかを、自分の言葉で説明できることが求められます。
近年、採用スケジュールはたびたび変更されており、留学から帰国する時期によって就職活動の進め方は大きく異なります。インターネットや周囲からの情報に頼る場面も多くなりますが、重要なのは、帰国後に自分自身の目と耳で最新の情報を確認することです。
4月までに帰国する場合には、秋頃までに就職情報会社のサイトへの登録をオンラインで行い、関心のある企業には事前に問い合わせておくことが望まれます。一方、4年次の6月以降に帰国する場合は、通常の就職活動スケジュールに合わせることが難しい場合もありますが、近年では留学経験者を対象に、積極的に選考を行う企業も増えています。
ただし、留学は就職活動において有利に働く側面がある一方で、時期や準備状況によっては不利になる可能性もあることを理解しておく必要があります。留学経験をどのように整理し、伝えていくかが重要となります。 -
娘が「就職するためにインターンシップは必須」と言っています。
インターンシップを通じて、学生のうちに就業体験をすることは、仕事や社会への理解を深めるうえで有意義な経験となります。ただし、それが必ずしも直接就職につながるわけではありません。大学生活の基本は学業に取り組むことにあり、授業など大学での学びをおろそかにしてまでインターンシップに参加することは、望ましいとは言えません。
インターンシップに限らず、学業にしっかり取り組むこと、クラブ・サークルなどの課外活動に打ち込むこと、地域の自治活動に参加することなど、さまざまな形で学生生活を充実させることが大切です。重要なのは、そうした経験について、自信をもって説明できることです。
また近年では、「1Day仕事体験」と呼ばれる、1日のみ実施される就業体験型のプログラムが増加しており、その多くは企業理解を目的とした会社説明会に近い内容となっています。インターンシップに参加したからといって、必ずしも内定につながるわけではないという点は、理解しておく必要があります。
いずれの場合も、インターンシップや就職活動への参加を理由に、学業が後回しになったり、必要な単位の修得に支障をきたしたりすることのないよう、十分に留意することが重要です -
娘が就職に必要な書類を毎晩遅くまでたくさん書いています。自分の就職活動ではこんなことありませんでしたが。
現在の就職活動では多くの場合、「履歴書」に加えて「エントリーシート」と呼ばれる企業独自の応募書類の提出が求められます。手書きで作成するものや、Web上で入力・提出するものなど形式はさまざまですが、中にはA3用紙2枚分に相当するなど、多くの文章記述を求める企業もあります。提出期限は企業ごとに異なり、応募が集中する時期には、1日に複数社の締切が数日間続くことも珍しくありません。
履歴書についても、一般的なJIS規格の様式とは異なる、新卒学生向けの様式が用いられる場合があります。本学では、校章入りの履歴書を日本女子大学生協および桜楓会実業部にて販売しているほか、データ版をオンラインでダウンロードすることも可能です。また、提出書類に加えて、適性検査等の受検が課されるケースもあります。
さらに近年では、初期段階の面接をオンラインで実施する企業が増えています。学生は、画面に映る背景や照明、音声環境にも細やかな配慮をしながら臨んでいます。ご家庭においても、安定したインターネット環境や、静かで落ち着いて参加できる環境を整えていただくことが、就職活動を進めるうえでの大きな支えとなります。 -
就職活動中の娘にどのような声をかけたらいいでしょう。
「これを言えば間違いない」というような、いわゆる“正解”は、残念ながら就職活動において存在しません。一方で、就職活動中の学生は、保護者の皆さまに対して「自分の話を聞いてほしい」「社会人の先輩として意見を聞いてみたい」と感じていることも少なくないようです。
就職し、これから企業で働いていくのは、保護者の皆さまではなく、お子さん本人です。そのため、就職先について「保護者の希望」や「あからさまな期待」を伝えることが、必ずしも良い結果につながるとは限りません。
まずは、無理に助言をしようとするのではなく、会話のきっかけをつくってみてはいかがでしょうか。体調に変わりはないか、食事はきちんと取れているか、生活の中で困っていることはないかなど、日常的な話題からさりげなく声をかけていただくことも、学生にとっては大きな支えとなります。
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