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数学、理科、情報をもっと身近に!中高生向け「理学部サマースクール」開催

中高生向け「理学部サマースクール」開催

2022年8月2日(火)から4日(木)の3日間、理学部主催による中高生に向けた「理学部サマースクール」が開催されました。

本イベントは、文理融合の多様な教育を推進する本学園において、数学や理科や情報が好き、もしくは苦手だが興味があるという中高生に、大学の充実した設備で科学の面白さを体験していただくことを目的としています。女子大学ならではの親切・丁寧な指導にも定評があります。

今年度で第19回となる理学部サマースクールでは、中学生向け、高校生向けに各6プログラムが用意され、中学生62名、高校生64名の合計126名が参加しました。一部のプログラムはオンラインにて開催されました。

中学生向けの「七宝を焼こう」プログラムには、14名が参加しました。割烹着にフェイスシールド、ゴム手袋をつけ、準備は万端です。

冒頭に佐藤香枝先生より、七宝焼とは何かの説明がありました。金属に釉薬(ゆうやく)という色ガラスの粉を乗せて高温で焼く技術のことで、ホーロー鍋のような台所用品にも、ブローチやネックレスなどのアクセサリーにも使われています。古くはツタンカーメンのお面にも、この技術が施されているとのことでした。

元素の周期表から、どの金属が何色になるかを説明する佐藤先生

各自に、直径4センチほどの楕円状の銅板が用意され、まずは銅板を金網に乗せ、電気炉に1分ほど入れます。この電気炉が800度にもなるため、先生方が銅板の出し入れをサポートしました。電気炉から出した後も、5分ほど待たないと、手で触れる熱さにはなりません。

銅板が真っ黒になったら酸化した証拠で、硝酸の入ったビーカーに入れると、焦げたように見えた部分が取れます。この後、さらにやすりで削り、磨いていくと、釉薬という絵の具を塗ることができる段階となります。

釉薬はつまようじを使って、1ミリほどの厚さに均一に塗っていく、なかなか根気のいる作業です。電気炉で焼いた後は、さらに色を重ねていくことができるため、生徒たちは完成形をイメージしながら何回も、釉薬を乗せて焼く作業を繰り返しました。

釉薬を銅板の縁まで丁寧に塗っていくことで、美しく仕上がる

それぞれに思い出の七宝焼が出来上がり、「楽しかった人は?」と聞かれ、全員の手が上がりました。最後に、佐藤先生は「今日の七宝焼を体験した皆さんが大学生になった時、この理学部で再会できたら嬉しいです」と締めくくりました。

高校生向けの「micro:bitをプログラミングで動かしてみよう!」は、基礎科目として1年次に履修する「基礎情報処理」の1回分の授業が体験できるプログラムでした。文部科学省が定める「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」にも認定されている科目となります。6名が参加し、普段からプログラミングに触れている生徒は、半数ほどでした。

前半は、小川賀代先生より、プログラミングとは何かの説明がありました。さまざまなコンピュータ言語の紹介のほか、プログラミングの3つのプロセスである「順次処理」「条件分岐」「繰り返し」を学びました。この仕組みにより、「LEDを点灯させる」「LEDをずっと点灯させる」など、条件や動作を具体的に指定することができました。

プログラミングによりロボットを動かす指示が出せることを説明する小川先生

基本的な仕組みを理解したところで、後半は生徒自身が作りたいものを自由にプログラミングしてみるという課題に挑戦しました。前半で学んだことの延長を試みたり、代表的な形を同じようにやってみたりなど、各自工夫を凝らして行い、最後に作ったものを発表して、締めくくりました。

今年度も盛況に終えることができた理学部サマースクール。次年度以降も中高生の参加者の皆さんをお待ちしています。