新入学外国人留学生の歓迎会を開催しました

2024.05.21

中国、韓国、台湾、マレーシア、トルコから26名の留学生が本学へ!

4月25日(木)本学杏彩館にて、新たに入学した外国人留学生と今年受け入れを開始した交換留学生の歓迎会を開催しました。2024年度は、中国、韓国、台湾、マレーシア、トルコから26名の留学生が日本女子大学で学び始めました。うち6名が協定校である梨花女子大学(韓国)、静宜大学(台湾)からの交換留学生です。また、全体の半数以上である14名は、大学院への入学です。

100名近い学生が参加!大盛況の歓迎会

今年度の新入学外国人歓迎会は、在学生100名以上から事前に参加申し込みがあり、会場の定員に達するほど大盛況となりました。会が始まる前、軽食からデザートまでが華やかにテーブルに並べられ、緊張気味だった留学生たちも笑顔に。今回のような飲食ありの歓迎会を飛沫防止パネルなしで開催するのは、実に5年ぶりとなりました。
参加者たちが思い思いに食事をお皿に取った後は、外国人留学生たちを中心に16のグループを作り、歓迎会がスタート。まずはグループ内で自己紹介が行われ、次いでグループ代表が新入学の留学生を他の参加者に紹介しました。「○○というアニメにハマっている」「アイドルの○○が好き」そんな趣味も紹介されると、会場からは「私も好き!」といった声が飛び交い、あたたかい雰囲気に包まれました。
その後はお待ちかねの歓談の時間。会には新入学の留学生だけではなく、昨年度から来日している交換留学生や先輩の外国人留学生もおり、それぞれの国や文化について語ったり、共通する趣味の話で盛り上がったりと交流を深めました。会の最後は、国際交流課で準備したプレゼントの抽選会を開催し、大いに盛り上がりました。
会の終了後、在学生が留学生に「Instagramの連絡先を交換しよう!」と声をかける姿が多く見られ、留学生にとっても日本人学生にとっても、今回の歓迎会で素敵な友人ができたのではないでしょうか。

写真左から 軽食からスイーツまでバイキング形式で並べられた/新入学の留学生(右)を紹介する日本人学生(左)
写真左から 軽食からスイーツまでバイキング形式で並べられた/新入学の留学生(右)を紹介する日本人学生(左)
写真左から 歓談の様子/抽選会の景品となったプレゼント
写真左から 歓談の様子/抽選会の景品となったプレゼント

留学生科目担当 田辺教授と学生生活部長請川教授よりご挨拶

歓迎会の開催にあたって、冒頭に留学生科目担当の田辺和子教授(文学部日本文学科)から、最後に学生生活部長の請川滋大教授(家政学部児童学科)よりご挨拶いただきました。その一部をご紹介します。
田辺教授は、留学生の入学を祝うとともに、留学生の授業の様子について「1人ひとり本当に熱心で、日本人の方がびっくりするくらいのレベルで授業を始めています」と紹介しました。また、コロナ禍以前のように飲食ありの歓迎会が開催できたことについて「スペイン語では食べることをcomerと言い、comは『共に』を意味します。仲良く食べることが、人間関係を築く基本だということなんですね。皆さんはコロナ禍で学生時代を過ごしてきたかと思いますが、今日は一緒に食べてたくさん話して、自分が成長できるような機会にしてください」と述べました。
請川教授はご自身の学生時代を振り返って、アメリカ人留学生と自転車で北海道を横断した経験を紹介して「今日、せっかく友だちになった方と勉強だけではなく、ぜひ遊びに行って思い出を作ってください」と話しました。また「皆さんが今度、留学生の国に行くのも良いでしょう。この会をきっかけに仲を深めていただければと思います」と述べ、会に参加した外国人留学生と日本人学生のさらなる交流を推奨しました。

写真左から 田辺和子(たなべかずこ)教授、請川滋大(うけがわしげひろ)教授
写真左から 田辺和子(たなべかずこ)教授、請川滋大(うけがわしげひろ)教授

参加した日本人学生のコメント

・留学を希望しているのですが、どの国に行くか迷っていたので、いろいろな国の方と話してみたいと思って参加しました。新入学の留学生だけではなくて、一昨年度から来日しているカナダからの留学生とも話せて、多くの方と連絡先も交換できたので嬉しかったです!
・留学生の友だちが作りたくて、毎年、この会に参加していて今年が3回目です。留学生と話すとさまざまな国の文化を知ることができると感じています。また、今、韓国語を勉強しているので、韓国の方と韓国語で話せたのが嬉しかったです。
・普段の大学生活では、同じ友人といつも一緒にいることが多いので、交友関係を広げたいと思って参加しました。今日は、留学生とたくさん話せたので、今後は学生時代にしかできない経験を海外の友だちとしてみたいと思っています!

留学生発案の企画“Language Exchange”2024年度スタート!

2024年4月から留学生の発案で、新たな企画“Language Exchange”を行っています。これはお互いの語学力をブラッシュアップすることを目的に、お昼休みの時間を活用して、20分間は留学生の言語、10分間は日本語で会話をするという取り組みです。現在は、中国語または韓国語ネイティブの留学生9名がこの企画に参加しており、曜日ごとに担当。学年・学科問わずさまざまな学生から予約が入っており、すでに1か月以上先まで毎日予約が埋まる大人気の企画となっています。
参加後の感想で一番多いのは「時間が足りない」ということ。初めて会った同士でもあっという間に仲良くなって、30分間、会話に熱中しています。これから留学したい学生が留学生に相談したり、大学周辺のおいしいカフェの話をしたりと、話題は尽きません。
“Language Exchange”は語学力を磨くだけでなく、留学生と日本人学生を繋ぐ場となっています。在学生の皆さんには、今回の歓迎会だけでなく、こうした日々の学生生活の中にある国際交流の機会を十分に活用して、国際的な視野を広げていかれることを期待しています。

両写真とも右が梨花女子大学(韓国)からの交換留学生。普段から日本語で授業を受けていて、日本語も堪能。
両写真とも右が梨花女子大学(韓国)からの交換留学生。普段から日本語で授業を受けていて、日本語も堪能。

参考リンク