「JAL社員と考えるSDGs」社会連携教育センター主催イベント

2023.12.05

JWU ラーニングコモンズ・かえでにて行われた社会連携教育センター主催のイベント「JAL社員と考えるSDGs」

2023年11月16日(木)、学生がSDGsをより自分事として捉えることを目的とし、社会連携教育センター主催のイベント「JAL社員と考えるSDGs」が開催されました。日本航空株式会社(以下、JAL) から講師をお招きした本イベントは、今年2月にも開催しており、今回が2回目となります。前回同様、イベント前には学生からの参加申込が多数あり、当日、会場のJWU ラーニングコモンズ・かえでには、幅広い学科・学年から40名近い学生が集まりました。

世界旅行に見立てた
SDGsレクチャー

会場に集まった学生に、「次世代を担う日本女子大生 From東京 To世界中」と書かれた搭乗券が配られました。搭乗券を手にした学生を前に、講師を務めていただいたのは日本航空株式会社 産学連携部 人財開発グループの細野 志麻(ほそのしま)さんと田中優子(たなかゆうこ)さん。客室乗務員も経験するお二人による、「離陸します!」というアナウンスとともにイベントは始まりました。
レクチャーパートはJALグループの会社説明から、SDGsに関連するJALのESG戦略と、その中で最重要課題と位置付けている「地域活性化」の取り組みまでお話いただきました。地域活性化の取り組みの例としてご紹介いただいた各地域の特産品を活用したスイーツの商品開発について、学生はとくに興味深く聞いていました。

写真左から レクチャーをご担当いただいた細野さん/学生の意見を聞く田中さん
写真左から レクチャーをご担当いただいた細野さん/学生の意見を聞く田中さん

グループワークで
地域活性化のアイデアを出し合う

レクチャーの後は、JALの取り組みを参考に、4・5名程度のグループに分かれて地域活性化のアイデアを出し合いました。初対面の学生同士のグループでしたが、意見交換は途切れることなく制限時間ぎりぎりまで行われました。話し合いで出たアイデアは、グループごとにホワイトボードに書き出します。書いている間にも、自由な発想で新たなアイデアが追加されていく様子が印象的でした。「特産品を活用した機内食作り」「お試し古民家体験」「推し×地域」「おすすめスポットマッピング」「家族で定期的に楽しめる野菜収穫プログラム」など具体的なアイデアが発表され、講師のお二人から「少子化問題に貢献できる」「第二の故郷を作れるのでは」といったコメントもいただきました。

写真左から 学生がグループワークでアイデアを出す/アイデアをホワイトボードに書き込む
写真左から 学生がグループワークでアイデアを出す/アイデアをホワイトボードに書き込む

イベントを終えて
参加した学生からの感想

学生の積極的な参加もあり、2時間のイベントはあっという間に終了しました。イベント終了後、細野さんと田中さんの周りに学生が集まり、JALのことやSDGsのことを熱心に質問していました。参加した学生の感想を一部ご紹介します。

・地域を活性化するためには、地域と企業の双方が納得して同じ目的を共有して盛り上げていく必要性を感じました。住んでいる環境が違うと、方向性にズレが出がちだと思います。そのズレをプラスにして、盛り上げるアイデアにしていくことで、新しい活動などを見つけられると学びました。
・(JALに)おもてなしの面で素晴らしいサービスがあるとは知っていましたが、ただのおもてなしではなく、環境保護や人々への価値ある経験を提供するという活動を重視していることを今回学びました。

今回のイベントを主催した社会連携教育センターは、学生や卒業生、教職員による社会貢献を重視し、2020年に設立されました。学内の人的・知的資源を活かし、今後も教育研究機関や企業、地域社会などと連携し、多岐に渡る社会貢献活動を展開していきます。

写真左から グループで意見交換する学生/受付時に配布された搭乗券(boarding pass)は席札としての役割もあった
写真左から グループで意見交換する学生/受付時に配布された搭乗券(boarding pass)は席札としての役割もあった