協定・認定大学留学体験談Y.A.さん

協定・認定大学留学体験談Y.A.さん

人間社会学部文化学科3年(留学時)Y.A.さん

オレゴン大学 / アメリカ / 2024年度協定大学留学

留学先を選ぶ際に重視したこと

・自分の学力でも挑戦できるか。
・留学費用
・舞台の勉強ができるか。

留学先大学での授業選択で重視したこと

・舞台芸術学科の授業を中心に選んだ。セット、照明、衣装など幅広く学んだ。

留学で得たもの

「行動力」である。何をするにもマニュアルがあるわけではなく、全ては自分の行動次第になる。チャンスに巡り合い、それを掴むためには自分自身で行動を起こしていく必要があり、その過程で行動力が付いたのだと思う。

留学先大学で登録した授業科目

授業科目名
 Production
概要
 学科主催の公演に関わり、全てのリハーサル(6回)、公演(9回)に参加する。または、30時間工房で作業を手伝うことでも単位を得ることができる。(私は前者を選択した。)
コメント
 公演期間中は、放課後や土日が無くなり、とても忙しかった。
授業科目名
 Introduction to Folklore
概要
 主にオンラインで、伝承、民謡、習慣といった民俗学の基本を学び、週に1度対面でその週の振り返りとディスカッションを行う。期末・中間テストがオンラインである他、友人4人に伝承に関するインタビューをし、レポートを4つ提出する。
コメント
 全く異なるバックグラウンドを持っていることで、自らの意見等を共有するのが難しくも楽しかった。
授業科目名
 Theatre Production Ⅰ
概要
 舞台運営の仕組み、技術的な要素について学ぶ授業。工具やその使い方、製図、照明、音響、小道具など、その分野は幅広い。1回80分の講義が週2回に加え、90分×2回の実習で舞台を建てたり、作品づくりをしたりする。
コメント
 慣れないことばかりで苦戦したが、クラスメイトと一緒に作業できるのが楽しかった。
授業科目名
 Introduction to Theatre Arts
概要
 舞台作品の研究をする授業。脚本を読むことや映像みることを通して、何をどのように表現しているのかをグループで話し合うことがメインで進められる。最後はグループごとに短い劇を発表した。
コメント
 グループディスカッションに大苦戦し、教授に助けを求めたことが多かった。
授業科目名
 Introduction to Design
  概要
 デザインを考える上でのプロセスを学ぶ。最終的に、脚本から舞台セットや照明、衣装など舞台作品を構成する要素のデザインを考える。課題は個人のものが多かった。作品発表は毎週行う。授業内ではグループで簡単な作品作りをすることも多い。
  コメント
 実習は裁縫の基礎を学び、作品づくりも行う。
授業科目名
 Top Vectorworks
  概要
 VectorworksというPC上のソフトウェアを使用して、舞台セットの3Dモデルを作成する技術を学ぶ授業。人数が少ないので、チュートリアルを見て、分からないことがある場合は個別に指導をしてもらえる。
  コメント
 パソコンなどは強くないので、個人的に1番難しい授業だった。
授業科目名
 Top History of Stage Design
  概要
 古代ギリシャから現代にいたるまでの劇場のつくりや進化してきたシステム、舞台美術の歴史を学ぶ授業。
  コメント
 期末がテストだけでなく、ポスター発表、レポートと数が多くて大変だった。
授業科目名
 Theatre Production Ⅱ
  概要
 衣装と舞台メイクについて学ぶ授業。実際に布を触ったり、燃やしたりすることで特徴を見分けることを行った。また、老け、傷、アザ、ファンタジーメイクといった特殊なメイク方法も自分の顔を使って習得した。
  コメント
 実践で取り組むことが多く、メイクも普段しないもので楽しかった。
授業科目名
 Top Elegant Solution
  概要
 舞台演出に使われるシステム、技術を学ぶ授業。週3回のうち1回は自身の好きな演出、仕組みの発表、2回目は与えられた演出上の課題に対する解決策のプレゼンテーション、3回目は自身がプレゼンテーションしたシステムを実際に作って実験する。
  コメント
 課題が毎回難題だったが、課題解決力が身に付いたと思う。
授業科目名
 Lighting for the Stage
  概要
 舞台における照明デザインについて学ぶ授業。大学の劇場にある照明機材のセッティングやプログラムを行う。課題で作った作品をプレゼンテーションすることもあった。
  コメント
 初めて触れる照明用のPCなど、慣れない作業に時間がかかり、かなり苦戦した。