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自己を見つめ、英語のプレゼンに生かす!

英語で学ぶプレゼンテーション講座

日本女子大学生涯学習センターでは、卒業生をはじめ一般の方々に、生涯にわたった学習機会を提供することを目的とし、公開講座を開設しています。公開講座は通学する在学生も申し込むことができ、学生と社会人受講生が一緒に学べる機会ともなっています。毎年度、前期、後期それぞれ約50の講座が対面・オンラインともに開講されます。今回は、主に本学学生を対象とするキャリア支援講座の中から、本学におけるグローバルな学びの機会を提供するJWU GOの取り組みの一つでもある「Presenting with Impact and Personal Presence」(英語で学ぶプレゼンテーション)の様子をお届けします。

「Presenting with Impact and Personal Presence」は、2022年11月19日(土)から12月10日(土)まで、週1回で4回開催されました。 本講座は、英語のプレゼンテーションの技術を学ぶだけでなく、コミュニケーションにおける課題や自分自身の思い込みをプラスに捉えることで、自身の強みとして発信していくことを特徴としています。英語の習熟度に関わらず「対面で積極的に参加すること」が必須となり、講師や仲間からのフィードバックも大切にしています。今回は学部生・院生・リカレント教育課程の受講生を含む計9名の受講生が参加しました。

プレゼンテーション技術についてデモンストレーションとともに伝える松井講師

■なりたい自分と、それを阻む思い込み

第1回の講座では、プレゼンテーションで使える各種ツールが提供されました。例えば、「A.I.M.(Audience, Intent, Message)」に従って聴衆、目的、メッセージを明確にしていくことで、効果的にプレゼンテーションを準備することができます。また、自然な呼吸で話すことが大切であるとして、講座では毎回「呼吸のワーク」を実践しました。

第2回の講座で、受講生はビジョン・ボードを作成しました。「1年後になりたい自分」を設定し、それに対して「Limiting Beliefs(リミッティング・ビリーフ=自分自身を制限している思い込み)」と、そこから受ける影響について考えました。一方で、「Positive Beliefs(ポジティブ・ビリーフ=肯定的な信念)/My Strengths(私の強み)」を見つけ、どのようにしたら強みを社会(仕事・勉学など)に役立てることができるかについても考えました。絵柄のカードから感情に合うものを見つけて貼り、英語で表現する手がかりとしました。講座の後、自身の身近な家族などに「私の強みは何か」と聞いた受講生もおり、自身の思い込みや強みに気づくきっかけとなりました。そして、この自身の強みを「パーソナル・ブランド」(私らしさ)として、プレゼンテーションの根底に据えていきます。

絵柄のカードを貼りながら考えたビジョン・ボード

■お互いの発表をフィードバックし合い、応援

第3回の講座では、プレゼンテーションの伝え方について学びました。日本では、プレゼンテーションの内容を練る時間は多いが、練習をする時間が相対的に少ないと言われています。単語の選択、声の強弱や間(ま)の取り方、ボディランゲージなどによって、同じ内容でも伝わり方が違うことを学んでいきます。

次に、受講生は各自が用意したビジョン・ボードを見せながら「90秒ピッチ」を行いました。その後、講師と仲間からのフィードバックを受けます。ここでは、「Strengths(よくできている点)」と「Growth Area(今後の成長が見込める点)」について本人に伝えます。反省点、改善点ではなく、「伸びしろはここ!」と伝えることで、指摘する側もされる側も、さらによくしていこうという心持ちで意見交換ができます。受講生は仲間からのフィードバックを受け、さらに自信ややる気が出て、表情が明るくなりました。自分の出来具合について振り返り、「次回に向けてもっと練習しよう!」との意気込みも聞かれました。

90秒ピッチの後、エディ講師(中央)と仲間からフィードバックを受ける受講生

■ポジティブな自分が伝えたい思いを詰め、丁寧に届けた発表会

最終回では集大成として、スライドなどを使いながら全員の前で1人ずつプレゼンテーションをしました。テーマは自由で、受講生は自身の専門分野、英語の学習法、将来の計画などを発表しました。内容の組み立てから、伝え方にも気を配りました。仲間からもらえたフィードバックはとても貴重でした。最後に各自が今後のアクションプランを決め、温かい雰囲気の中で、講座が終了しました。

受講生からは「自分の内側と向き合うことができた」「Limiting Beliefsは、ポジティブに置き換えられると学んだ」「環境が変わっても人生に生かせることを学んだ」「自分に自信が持てるようになった」など、力強いコメントを聞くことができました。

受講生の中には、英語やプレゼンを職場、学業にすぐに生かす場がある方もいました。しかしそれだけではなく、人と自分はちがうことを受け入れることで、自分の良さ、他人の良さに気づくなど、今後の人生に影響するインパクトもあったようです。講座の概念と実践のバランスがよかったことも、好評でした。

私たちは人生のさまざまなステージにおいて学びを重ね、生涯を通して成長し続けていきます。
本学園はこのようなビジョン・ミッションを掲げています。
ビジョン:「誰もが生涯を通して、学び成長し続けることができる社会を創る」
ミッション:「生涯を通し、楽しく学び成長できる機会を広く提供する」
日本女子大学生涯学習センターでは、在学生のためのキャリア支援講座の拡充なども図りながら、「公開講座」「リカレント教育課程」「相談事業」等を通じて、卒業生をはじめ、一般の方々に、生涯にわたった学習機会の提供を推進しています。

「Presenting with Impact and Personal Presence」概要

期間:2022年11月19日〜12月10 日(計4回)
講師:ジュリーK.松井、エディ操

講座の目的:
• 効果的なプレゼンテーションの基礎の習得
• プレゼンテーションの構造とツールを用いた実践、ピア・ラーニング、フィードバック
• 各受講生の現状への応用(仕事の面接、ネットワーキングなど)
• コミュニケーションや対人関係における自信と有効性の向上
• リミッティング・ビリーフと自己バイアスへの理解
• 個々人の「ブランド」の特定と、コミュニケーションへの応用