ニュージーランド
幼児教育研修

ニュージーランド
幼児教育研修

研修概要

ニュージーランドは、多民族・多文化国家であるため、その特徴をいかし多様な文化を認める社会の在り方や教育制度があります。ナショナルカリキュラム「テ・ファリキ」でよく知られています。マオリの文化を土台にしながらも、すべての文化の子どもたちの育ちが支えられる教育理念です。日本で暮らす外国人の増加とともに、多様な人間が平和に暮らすための工夫を考えるきっかけとして日本においても、テ・ファリキの理念は学生に多くの参考になるはずです。教育や社会支援制度に特徴のあるニュージーランドの幼稚園や小学校、母子生活支援施設等を訪問することで、今後の日本における教育や保育、子どもや家族の福祉を考えるに当たって大変良い学びの機会となります。

研修地

ニュージーランドオークランド市
保育園、幼稚園、小学校、特別支援学校、母子支援施設等

実施時期

春季休暇中

日数

7日間

単位認定

なし

学科

限定なし

研修費用の目安

¥448,000

※上記は2024年度の情報です。年度により変わることがあります。

教員から

海外の教育に触れることは、日本における教育や子育てを考える良いきっかけになります。幼稚園や小学校、母子生活支援施設等を見学することができ、ニュージーランドの「テ・ファリキ」保育に関する講義も受けられます。
ニュージーランドは多文化共生の国ですので、今後外国籍の人が増えるであろう日本の将来を考える上できっと良い研修になるはずです。これからの日本を支える若い皆さん方にぜひ参加してもらいたいです。

参加学生から

研修で様々な施設の訪問や現地で働く方々のお話を聞く中で、日本との違いや特色を知りました。特に、ニュージーランドでは多国籍の大人や子どもたちが周りにいる環境が当たり前にあることで、常に多くの文化や様々な価値観に触れ、お互いを知っていくことができると考えました。また、教育の場面でも、お互いの理解を深め、尊重していくことをとても大切にされていると感じました。テ・ファリキやラーニングストーリーなどといったニュージーランドの幼児教育についても実際にどのような使われ方をしているのか知ることができ、幼児教育の在り方について深く検討する機会を得られました。

研修中には、現地で保育を行う日本人の方の講演を聞き、保育施設や小学校、小児医療施設を訪問しました。ニュージーランドでは、幼少期からマオリの文化と密接に関わっていて伝統や歴史を未来に繋ごうとする意識が感じられました。また、自由度の高い環境の中で子ども一人ひとりのアイデンティティを尊重して行われる教育に感銘を受けました。
自由行動の時間も多く設けられていて近場を散策し、観光地や現地の食を堪能でき、街を歩くだけでも自然豊かな風景を味わえました。今回の研修では、率先して英語を使うように努めました。初めは間違いを恐れ、少し消極的ではありましたが、時が経つにつれて不安感は薄れ、相手の目を見て会話を楽しむことができるようになりました。
(2024年度春季休暇研修より)