春期フランス語研修
春期フランス語研修
研修概要
この研修では前半、フランス西部に位置するアンジェ西カトリック大学CIDEFで学びます。1947年に設立され、フランス政府による認定制度で最高点を獲得しているこの伝統と定評ある学校で、短期間で集中的に、会話・リスニング・文法を中心としたフランス語のみの授業を受けます。屋外授業や近郊の地方への小遠足などの課外活動も盛り込まれた実践的なプログラムが魅力です。
アンジェではホームステイをしますので、たえず生のフランス語に触れて学びを活かし、フランス人との交流を楽しむことができます。
後半はパリに移動し、学校で学んだフランス語を使って、各自で思い思いの場所を訪れます。ヨーロッパを代表する大都市パリの息吹に直に触れることにより、多様性に富むフランスの歴史・文化・芸術への理解をいっそう深めることができるでしょう。
研修地
フランス(アンジェ・西カトリック大学語学センター及びパリ)
実施時期
春季休暇中
日数
15日間
単位認定
なし
学科
限定なし
研修費用の目安
¥574,500
※上記は2024年度の実績です。年度により変わることがあります。
教員から
フランスの現実やフランス人の生活感覚は、インターネットなどのメディアが発達した現代であっても、日本にいたままではうかがい知れません。生活様式や思考法の違いなどを現地で自分の体全体で受け止めて、フランス語を自分のものとする一歩としてもらえたら、——そんな思いからこの研修を立ち上げました。
中世の趣きを色濃く残すアンジェの街、温暖なロワール地方に住む人びととの触れ合い、そして歴史の荒波をいくつも乗り越えてきたパリという無二の文化都市の迫力と魅力。この2週間の研修を、ぜひ一緒にかけがえのないものにしましょう!
参加学生から
アンジェでの授業は、言語(文法や語彙などの総合学習)、コミュニケーション、リスニングの3つの科目があり、1年生から4年生まで楽しく学ぶことができました。特に印象に残っているのは、マルシェでの活動です。授業で学んだ単語や会話表現を使ってマルシェの人たちと交流する中で、フランス語で話すことに慣れ、会話を楽しむことができました。このインプットとアウトプットによって、話す力が向上したと実感しています。放課後は、スーパーや雑貨店、美術館に行くなどして、充実した時間を過ごしました。
ホームステイ先では、1週間という短い期間ではありながら、互いを理解しようとたくさん交流することができました。ファミリーからもあたたかいお言葉をいただけて、とても嬉しかったです。フランスでは一生忘れられない、今後の自分の財産となるような経験ができたと思っています。
パリではさまざまな歴史的建造物や美術作品を見学しましたが、最も印象的だったのは初めて目にする「本物」の圧倒的な迫力でした。 タッチの強弱や色の濃淡、作品の大きさから感じる迫力は写真からはとても得られない物でしたし、大聖堂の荘厳な空気と、時が止まっているかのように王権の存在感を守るヴェルサイユ宮殿の貫禄、そして贅を尽くしたオペラ座の舞台の輝きは、まさに歴史を直に体験したという不思議な感覚をもたらしてくれました。
百聞は一見にしかずと言う通りで、写真にも文章に収めることができない、偉人たちが生きた確かな証を肌で感じた日々でした。
(2024年度春季休暇研修より)