ヨーロッパ食文化研修

ヨーロッパ食文化研修

研修概要

ヨーロッパ伝統料理の菓子作りや調理実習、食品製造所や中央市場の見学を通し、本場の食材、味に触れることでヨーロッパにおける食文化の体験学習を行います。
また世界三大料理の一つであるフランス料理に影響を与えたトスカーナ料理の講習、ウィーン菓子の発展に寄与したハプスブルグ家離宮のシェーンブルン宮殿見学などを通し、ヨーロッパ食文化発展の歴史的背景について学びます。
将来食の専門家となる食物学科の学生にとって、2ケ国の異なる食文化を体験することにより、世界の食文化に対する教養や知識を高めることができ、食全般の幅広い視野を持つことができるようになるでしょう。

研修地

オーストリア・ウィーン
イタリア・パルマ、ジベッロ、アルティミーノ、フィレンツェ

実施時期

春季休暇中

日数

9日間

単位認定

なし

学科

食物学科のみ

研修費用

¥523,000

※上記は2023年度の実績です。年度により変わることがあります。

教員から

本研修では世界の異なる食文化に触れることにより広い視野を持って大学での食の学びを深めてもらうことを目的に、学生が在学中に一度は参加できるように企画されています。参加した学生の満足度は非常に高く、この研修をきっかけに海外での生活に興味を持ち、長期留学に繋がった学生もいます。本研修の特徴は、一般の旅行では体験できない調理実習の体験や、専門家の講義を聴くことができ、また工場見学や貯蔵庫の見学などもできることです。この研修によって世界の食文化に対する見聞を深めることができ、将来食のプロフェッショナルを目指す学生にとっては貴重な経験となることでしょう。

参加学生から

ヨーロッパ食文化研修では、通常の旅行では触れることが難しいオーストリアとイタリアの伝統的な食の魅力を存分に体験することができました。また、町の歴史的建造物の見学を通して学んだ食文化構築の背景が、さらに食への興味を搔き立てるきっかけになりました。
特に強く印象に残っていることの1つ目は、ウィーンの「アップルシュトゥルーデル作り」です。ただ作るだけでなく、アップルシュトゥルーデルが広まった背景などを交えた講習で、歴史が食文化に深く関わっていることを学ぶことができました。
2つ目は、パルマの「パルミジャーノレッジャーノチーズの製造所見学」です。2万個を超えるチーズ貯蔵庫の壮大さや、誇りをもって伝統製法を守り続ける方々の姿勢に感銘を受けました。
研修の9日間を通して、体験からしか得られない学びがあることを実感し、世界の食の魅力を発見できる素晴らしい経験をすることができました。
(2023年度春季休暇研修)