ヨーロッパ服飾文化研修

ヨーロッパ服飾文化研修

研修概要

ファッションに関係する多くの美術館、工房を訪ね、服飾の歴史、技術、芸術、文化に関する知識を深め、服飾に関する視野を広げることが目的です。本研修はパリを中心に訪れ、年度により訪問先を一部変更しています。また、2025年度は被服学科限定の研修となっています。研修旅行ではありますが、バランスよく一般の観光ポイントも訪れる日程になっています。

研修地

フランス(パリ、ブルージュ、カレー、モンサンミシェル、グランヴィル、ニース、グラースなど)

実施時期

春季休暇中

日数

13日間

単位認定

なし

学科

被服学科限定

研修費用の目安

¥895,000

※上記は2025年度の実績です。年度により変わることがあります。

教員から

ファッションのグローバル化が加速する今日、世界の熱い視線を浴び続けるファッションの中心地、フランスを訪れ(年度によりベルギー、イタリア、イギリスも訪問)ファッションの原点と今を探訪しましょう。日本を飛び出し、ヨーロッパが培ってきた文化に直接触れることで、視野を大きく広げることができるでしょう。本研修では美術館・博物館や市内観光はもちろん、個人旅行では見ることのできない世界トップレベルの染色プリント工場、織物工場などを視察し、世界最先端のファッション産業を支えるデザイン・技術力や手仕事のすばらしさを目のあたりにすることができます。

参加学生から

被服学科に入学してからずっと憧れていたヨーロッパ服飾文化研修に参加しました。ブルージュではレースセンターでレース作りを体験し、手仕事の温もりと繊細さに感動しました。カレーのレース博物館では機械レースの精巧な技術を学び、モンサンミッシェルでは幻想的な世界遺産の景観に心を奪われました。パリではプティ・パレのシャルル・フレデリック・ウォルトの展覧会や装飾美術館のポール・ポワレ展をはじめ、ガリエラ・モード美術館やアズディン・アライアなど、多くの美術館を巡り、ファッションの歴史と革新を体感しました。さらにヴェルサイユ宮殿やオペラ・ガルニエ座の華やかさに心を奪われました。旅の締めくくりにはグラースでの香水作り。自分で調合した「Ensoleillé(陽だまり)」の香りが今も旅の記憶を包み込みこんでくれています。美しい街並みや美味しい食事、友人たちとの語らい—そのすべてが心に残る、かけがえのない2週間でした。(2025年度夏季休暇研修より)