ヨーロッパ住居・建築・都市デザイン研修

ヨーロッパ住居・建築・都市デザイン研修

研修概要

住居学科の学生対象の研修です。事前学修として訪問予定のイギリスやフランスの街や建物について学んだ後に、現地で実物を見学します。空間を実際に体験することは、写真や言葉による建築空間を学ぶことと全く異なる良さがあることを実感できるものです。さらに2022年度はオックスフォードの町のある一角の再開発のマスタープランを考える課題にグループで取組み、Oxford Brookes大学の教員へプレゼンを行い、講評を受けました。プレゼンは英語で行いますが、その準備も研修の一貫に組み込まれています。

研修地

イギリス(ロンドン、オックスフォード)

実施時期

春季休暇中

日数

10日間

単位認定

あり

学科

住居学科のみ

研修費用の目安

¥399,000~¥479,000

※上記は2023年度の実績です。年度により変わることがあります。

教員から

住居学科での学びを生かして、海外の敷地の計画提案を行い、海外の先生方に向けてプレゼンテーションを行います。事前準備の授業を経て、現地で様々な建築・都市を見学・体験します。オックスフォードで、現地の先生に指導をしていただく時間を持てるように準備を進めています。現地学生との交流も計画しています。
イギリスでは、ロンドンとオックスフォード、スイスではバーゼル、チューリッヒに滞在しながら、伝統的な建物から現代建築まで、また教会、博物館、住居等様々な種類の建物を見学します。本物の住居・建築・都市の中に身を置いて、これまでともに学んできた仲間と、感じたことを語り合えるのも素晴らしい時間です。

参加学生から

私がこの研修旅行に参加した理由は、個人旅行ではなかなか見られない場所をガイド付きで見学できること、そして海外の敷地に対する計画を英語でプレゼンする貴重な機会があることに惹かれたからです。
10日間でいくつもの都市を巡ったので、街の雰囲気や人々の行動の違いも発見でき、各々が好きな場所を見つけられたのではないかと思います。特に印象に残っているのはロンシャン礼拝堂で、私が建築の道を志した頃に知った建物なので、実際に行くことができてとても嬉しかったです。丘の上にそびえる大きな礼拝堂と、中に入るとステンドグラスから漏れる光が幻想的で、コルビュジエ建築を堪能できました。
イギリスでの再開発地区の見学、現地の学生との交流やプレゼンを通して、都市計画において設計手法や着眼点に違いがあることに気づき、大きな学びと経験が得られました。スイスでは、自由時間にチューリッヒ市街地を散策して、穏やかな街並みや人々の温かさにも触れ私の大好きな街になりました。この研修で、建築だけでなくヨーロッパの文化や人々との交流によって、自分の視野が広がり充実した時間を過ごすことができました。
(2023年度春季休暇研修より)