学生の皆さんへ 2024年度授業実施にあたって
2024.04.01
2024年度授業実施にあたって
いよいよ、新年度、新学期が始まります。
2021年4月のキャンパス統合から、今年で4年目に入りました。人文科学、社会科学、自然科学、生活科学の様々な分野で学ぶ学生たちが交流し、自ら文理融合の環境を創り上げてきています。
特に昨年度は、制約がなくなった日常を味わいながらも、皆さんは、様々な場面において先例に倣うことがままならず、試行錯誤を続けられたかもしれません。そのような中でも、海外短期研修、インターンシップ、ゼミ合宿、対面での目白祭開催、ボランティア等社会連携活動等、多くの活動や体験が再び行われました。一人ひとりが自分なりの道を模索し続け、海外や地域での諸活動、体験を通じた脱キャンパスの学びについて、積極的に深めようとされている姿を大変嬉しく感じています。
現在、大学では、広い教養と高い専門性を磨いて社会に送り出す教育機関であり続けるよう、継続した学部学科再編や教育改革を進めています。
2023年4月に開設した国際文化学部国際文化学科では、1年次全員が、入学した昨年の夏に7つのコースに分かれて海外体験型プログラムに参加しました。この体験をきっかけにどのように成長し本学での学びを深化させていくか、楽しみにしています。
さらに今年4月には建築デザイン学部建築デザイン学科も誕生します。文系・理系の枠を超えた交流がもたらす相乗効果を大いに期待しています。
課外活動等をはじめとする学生生活全般については、制約のない活動ができるようになったことは大変喜ばしいことですが、同時に、成人として、そして日本女子大学の学生として自覚と責任をもち、自分たちの活動が与える影響にも想像力を働かせて、節度ある行動をするよう切に望みます。
本学での学びから、既成概念にとらわれない新しい価値を創造し、多様な他者と連携して生きる力、持続可能で豊かな社会を創造的につくっていく力を高めてください。私たち教職員一同も、皆さんが安心して学修に取り組み、キャンパスでの出会いや様々な体験に挑戦できるよう、引き続き、努めてまいります。
日本女子大学学長 篠原聡子