日本女子大学の授業—家政学部・社会事業学部

2023.03.29

日本女子大学の授業—家政学部・社会事業学部

会期

〈前期〉4月11(火)~28日(金)
〈後期〉6月6日(火)~7月29日(土)

開館時間

10:00~16:30(土曜日は12時まで)

閉館日

日・月・祝休日、4月20日(木)

1901(明治34)年に日本女子大学校は開校し、家政学部は84名の入学者を迎えました。
当時、家政学の課程を設置している高等教育機関は本校だけであり、その授業は大沢謙二の生理学、高島平三郎の児童研究、長井長義の応用理化、中隈敬蔵の経済学、三宅秀の衛生学など多岐に渡りました。

1921(大正10)年、アジアで初めての学部として社会事業学部が誕生し、初年度は児童保全科に42名、女工保全科には23名が入学しました。高橋誠一郎の社会経済学、戸田貞三の防貧救貧事業、中村進午の憲法行政民法、また社会事業施設の見学など充実した授業が行われました。

本展では、家政学部と社会事業学部で行われた授業について、授業で使用された顕微鏡やひのし、学生たちが記した授業ノートや和裁提出物をご紹介します。

(写真左)解剖図 イシムカデ  
(写真右)動物学の授業 1936(昭和11)年頃
(写真左)1930(昭和5)年 家政学部卒業生のノート  
(写真右)裁縫雛形 1919(大正8)年 師範家政学卒業生の作品