五女子大学コンソーシアム協定調印式及びアフガニスタン女子教育支援20周年記念公開シンポジウムについて
2022.12.13
五女子大学コンソーシアム協定調印式
11月4日(金)、五女子大学(お茶の水女子大学、津田塾大学、東京女子大学、奈良女子大学、日本女子大学)は、開発途上国の女子教育に関する支援事業及び女子教育の発展に関わる事業を継続するため、本学の篠原聡子学長をはじめとする各大学長出席のもと、お茶の水女子大学にて、コンソーシアム協定更新の調印式が行われました。
同コンソーシアムは、2002年にアフガニスタンの女子教育を目的として設立され、2006年度には支援の対象を全ての発展途上国へと拡大し、五女子大学は連携して様々な活動を行ってきました。
同日にはお茶の水女子大学にて、アフガニスタン女子教育支援20周年記念公開シンポジウム「紛争地域の女子教育支援を通した国際協力活動のあり方」も開催されました。
挨拶では、アフガニスタンの女子教育支援が20周年を迎え、五女子大学コンソーシアムの協定更新を心から嬉しく思うと話した篠原学長。さらに、「気候変動や移民・難民、感染症の流行など数多くの深刻な課題に直面している現在、より深刻な影響を受ける女性に対して、女子大学が力を合わせ、これらの問題に取り組むことは、これからますます必要とされていくことでしょう。本学は今後も、五女子大学コンソーシアムのメンバーとして、グローバルな視点で女子教育の発展に尽くして参りたいと思います。」と今後の協力についても表明しました。
プログラムの一つである学生報告セッションでは、五女子大学の学生による国際協力活動の報告とパネルディスカッションが行われました。本学からは、児童学科の和田上ゼミより2名の学生が代表で参加し、カンボジアの母親支援の活動を通した学びについて報告を行いました。
和田上ゼミの学生が行うカンボジアの母親支援は、もともとは2019年から現地の児童養護施設や小学校に訪問し、子どもたちと交流してきたことがきっかけとなります。コロナ禍により子ども達と直接の交流が難しくなったことで母親を支援する「Mother to Mother」の活動に変更しました。
日本の幼稚園・保育園や小学校で必要な布小物をカンボジアのお母さんに作っていただき、それを日本で販売し、売上金を届けることでカンボジアの子ども達の教育資金に充当していただくことができます。「Mother to Mother」とは両国の母親がお互いにありがとうを届け合う活動です。