センター所長メッセージ
センター所長メッセージ
2026年度 JWU女子高等教育センター所長メッセージ
当センターは、大学執行部会議の下で、教学マネジメント指針を踏まえながら本学の大学教育に必要な事項を検討し遂行する機関です。大学教育の軸である学位プログラムの遂行における土台となるのは、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成方針)およびアドミッション・ポリシー(入学者受入方針)のいわゆる3ポリシーです。3ポリシーは学位プログラムごとに定められますが、ややもすると形式的で表面的なものと捉えがちです。3ポリシーは、入学した学生に卒業までに身につけてほしい力は何か、そのためにはどのようなカリキュラムと方法で教育したらよいかを教員によって検討された結果を反映しており、普段の授業とも直結するものです。
定められた3ポリシーは、頻繁に大きく変更するものではありません。しかしながら、教育成果の達成度を継続的に検証し、現状を把握したうえで、必要に応じて見直しを図ることが重要です。教学マネジメント指針が示された2020年からこれまでの6年間を振り返ってみても、大学教育の現場は世の中の様々な動きに影響を受けてきました。中でも新型コロナウイルス感染症によるパンデミックは大学教育の現場に様々な変化をもたらし、特に教育方法の見直しやオンライン授業の導入・活用などを急速に進展させる契機となりました。そして、今直面しているのは、生成AIの台頭です。その技術が急速に進歩し、社会への浸透が広がる中、学生に何を身につけさせ、そのためにはどのような教育課程や教育方法が求められるのかについて、改めて検討を進める必要があります。
社会で求められる人を育てるという視点から考えた場合には、生成AIを適切に利用して、効率よく新しいものを創りあげる力を大学でも身につけさせる必要が今後出てくるかもしれません。一方、大学の使命でもある知の継承という視点から考えた場合には、人の知能と五感をフル活動させて、深く思考し創造できる力を、これまで通り身につけさせる必要もあると思います。
生成AIの台頭を受けて、すでに教育の現場では対応に苦慮する教員も出始めています。このような中では、教員間のコミュニケーションが重要です。昨年から始めたエデュCaféは、教育に関する悩み事や日頃考えていることなどを教員の間で自由に語り合う場であり、現在教育の現場で起こっている問題を共有し、また語り合う中から解決策や新たなアイデアが生まれる可能性もあります。実際に、生成AIはエデュCaféで毎回話題となります。
社会の変化に目を向けつつも、一方では、日頃の授業が適切に行われているか、また、目標が達成され満足のいく授業になっているかを評価することは、3ポリシーの見直しの点からも重要です。特に、前期と後期の終盤に行う授業アンケートは大切です。当センターでは、学生の回答負担を軽減し、より多くの学生から回答を得るとともに、授業改善に直接結びつく内容に重点化するために、今年度から設問数を23問から10問に変更しました。授業アンケートを授業改善に繋げていくことは、ディプロマ・ポリシーの達成のためにも必要です。さらに、今年度からルーブリックによるディプロマ・ポリシーの達成度評価を開始します。この方法ですべてを評価することはできませんが、より直接的に、同じ基準で評価できる方法であり、3ポリシーの適切性の評価につなげられる方法と考えています。これからも、3ポリシーが実質的かつ的確に運用されるように当センターで検討を続けていきたいと考えています。
和賀 祥
歴代センター所長メッセージ

当センターは、大学執行部会議の下、学修者本位の教育への転換に必要な方策の立案と実行を担い、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーおよびアドミッション・ポリシーのいわゆる3ポリシーに根差した教育の質保証を遂行する大学組織です。
もっとみる
本学では、2024年度から新しい学位授与方針(ディプロマ・ポリシー、DPと略)の運用を開始しました。その新しいDPとは、一から作り直したのではなく、達成度の可視化を意識しながら昨年度までのDPを見直したものです。
もっとみる
大分前のことですが、私が理系の大学生だった頃、学生実験で実験レポートの作成と提出が課された時には、期限までに提出することを目標に必死に取り組んだのを覚えています。レポートは返却され、そこにはBとかCなどの評価がありましたが、自分のレポートにおいてどの点を改善すべきなのかを知ることはできなかったように思います。
もっとみる
いま全国の大学で進められている学修者本位の教育への転換は、ほとんどの大学教員は経験したことのないスタイルの教育への転換と言えます。教育のパラダイムシフトと言っても過言ではありません。一方、「学修者本位」という言葉だけからは、当然いままでも学生のために教育を行なってきたのですから、何を変えようとしているのか理解されないように思います。
もっとみる
新型コロナウイルスによる感染症パンデミック、地球温暖化に起因する自然災害など、日常の生活を脅かす大きな出来事が起こっています。そこで直面する種々の問題には、地球レベルの問題もあり、容易に答えは見出せないものが少なくありません。さらに、ICTやAIといった情報通信技術の発展などに伴い、以前には想像もできなかった社会になりつつあります。
もっとみる
JWU女子高等教育センターは、本学における教育活動の改善を継続的に推進し、またその実施を支援する機関として、令和元年度に発足しました。その設立2年目に、センター所長を務めさせていただくこととなりました。大学における「教育のあり方」が問われる中、本学の優れた教育を可視化し、大学全体の力として機能させることをめざして精一杯努めて参ります。どうかご理解とご協力をお願い申し上げます。
もっとみる
2019年6月1日付で本学にJWU女子高等教育センターが設置され、教育施策を実施するとともに教育活動の継続的な改善の推進及び支援を行うこととなりました。
もっとみる