学校生活Q&A

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教育方針について

  • A 本校では、創立者成瀬仁蔵の建学の精神のもと、社会を支え、国際社会をリードする人材を育てることを目標に、教育活動を行っています。目指す人間像は、次のとおりです。
    a) 幅広い教養と豊かな人間性を備え、自分の信念を持って生きる人
    b) 個性と能力を発揮し、自らすすんで社会の発展に貢献できる人
    c) 高い専門的知識を身につけ、国際的視野が持てる人
    本校は、大学進学をゴールと考えていません。あくまでも今の生徒たちが10年、20年後に、社会で活躍し、貢献できるように考えています。そのための基盤づくり、地力を高める訓練を、様々な学習経験を通して生徒達が自ら行えるよう努めています。
    三綱領

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  • A 本校が大切にしているのは、生徒と生徒、生徒と教員が充分に「話し合う」ことです。各行事の計画も生徒の様々な形での話し合いを重視する方針で進められます。また、週に1回授業時間内に行われるホームルームでは、一つのテーマについて討論をしたり、ディベートをしたりします。
    高校では、2年生の軽井沢三泉寮での2泊3日の討議セミナー(軽井沢セミナー)や、毎年春・秋の年2回、学年を越えて自由参加で行われる1泊2日のセミナー(八王子セミナー)などで、時には深夜まで生徒達の話し合いが行われています。それらを通して、自分の可能性や個性に出会い、また、周囲の人々の気持ちを感じとり理解し、更には自らを修めていくことの大切さ、人間としての生き方を学びとっていきます。

  • A 情操教育の具体的な取り組みとしては、芸術活動とそれに関連する行事の充実により、心の成長をはかっています。音楽や美術などの時数は、本校では、最大限確保しています。また、生徒全員が演奏する中・高それぞれの音楽会の他にも、本校講堂において管弦楽演奏会を行っています。また、3年に1度、朗読劇「この子たちの夏」を鑑賞しています。 この他に毎年、国立劇場での歌舞伎教室、国立能楽堂での能鑑賞、また、様々な分野の専門家を講師に迎えての講演会等を行っています。そのような場面を通じて、心豊かな生徒を育てています。

  • A 本校の一貫教育は、中・高にとどまらず、幼稚園から大学院まで、創立者の理念に基づいて、社会に貢献する聡明な女性を育てることを目的としています。幼・小・中・高・大のどの段階で入学しても、一貫教育の環に加わることになります。受験勉強にとらわれず、真の意味での「学び」の場を提供しています。
    中学校では、クラスの半数弱が附属豊明小学校から、半数強が他の小学校から進学し、一からクラスづくりを行っていきます。6月に行われる運動会を経ると、出身校に関わらずクラスが1つにまとまり、自分の居場所を見つけられるようになります。
    高校からはクラスの3分の1が他の中学から入学する生徒となります。高校から入学する生徒の存在は、附属中学からの生徒達にとっても新しい刺激になり、のびのびと創造性豊かな学校の雰囲気を作ってくれています。

  • A 自立した女性が自然に育つことにあると思います。本校では、男女を区別する意識も、特別に気張る雰囲気もなく、きわめて自然な形で勉学が行われています。全ての行事を自分たちの手で運営していく中で、社会に出た時にリーダーシップを発揮する力を養っています。女子、男子でなく、人間として成長することのできる場面が、本校にはふんだんに用意されております。

学校生活について

  • A 多摩丘陵の一角にあり、「森の中の学校」ともいえるほど、雑木林が多く残っています。校舎もグランドも広い森に囲まれています。校地内の山道を歩くとまるで「トトロの森」のようで、ここが学校の中であるということを忘れてしまいそうです。森の中には多くの種類の山野草が生い茂り、野鳥がさえずり交わしています。教室にもウグイスやホトトギスの声が響いてきます。
    この豊かな校地を利用して、理科や美術の授業を野外で行うこともあります。

  • A はい。ただし、総合的な学習の特別企画や運動会、音楽会などの行事があり、土曜日に登校する場合もあります。クラブによっては土曜日に活動をしたり、試合・コンクールに参加することもあります。基本的には家族と共に過ごす中で、教科の課題、年間研究、趣味や稽古事、地域ボランティア活動、読書など、有意義に過ごすように指導をしております。

  • A 1クラスの人数は中学42名、高校46名です。学年編成は中学が6クラス、高校が8クラスです。

  • A 中学では「生活のきまり」と言って、必要最小限のことを先生と生徒で確認しています。
    高校では自治会を中心にして生徒自らの手で「風紀内規」を作り、自ら律する努力を重ねています。
    ルールを細かく決めることより、どうすべきかを個々の生徒が考えて行動していくことを大切にする学校でありたいと思っています。

  • A 創立以来の伝統として生徒全員が自治活動を担っています。日常生活に必要なクラスの仕事を、中学では4つの部(学芸・生活・体育・経理)、高校では9つの部(研修、生活、体育、経済、図書、新聞、放送、文化、園芸)に分け、クラスの生徒全員がいずれかの活動に参加しています。中学の部の活動内容は次のとおりです。
    ・学芸部  授業やホームルームに関する活動
    ・生活部  清掃美化に関する活動
    ・体育部  出席簿や集合点呼等に関する活動
    ・経理部  募金やベルマーク収集等の活動
    また、数多い学校行事も、各委員会の生徒が中心となり企画・運営されています。さらに生徒自治会のリードで、ボランティア活動にも積極的に参加し、ハンディキャップを持つ方や高齢者の方の施設や保育園などで活動しています。昨年はカンボジアやラオスに向けて学用品などを送る活動や、東日本大震災の被災者への募金活動などを、生徒の企画・発案により行いました。

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  • A 中学では、運動系9クラブ、文化系15クラブがあり、1年生の文化祭(十月祭)までは、全員が必ずどこかのクラブに所属します。それ以降は、学外のスポーツクラブ所属者や社会奉仕活動などの場を持つ生徒はクラブに所属しないこともできます。そのような特例はあるものの、クラブに入らない生徒は、ほとんどいません。新しいクラブを設立することも可能です。
    設備の整った大ホールでは演劇、ミュージカルクラブが公演を行い、校地を生かして夜の学校で星空観測できる天文クラブ、温水プールで活動する水泳クラブ、ハード4面、クレー2面のテニスコートで活動する硬式・ソフトテニスクラブ、弦楽合奏クラブやコーラスクラブの音楽系クラブなど、個性豊かなクラブがあります。

  • A 主として、担任の教員がクラスの生徒の悩みの相談に応じていますが、本学園にはカウンセリングセンターがあり、その中高相談室には、カウンセラーが30 年前から常駐しています。相談室では在校生徒だけでなく、保護者の教育相談も含めて、どのような相談に対しても適切な助言を受けることができます。経験豊かなカウンセラーが毎日2名出校しており、態勢は万全です。
    もちろん、担任の教員もクラスの生徒の悩みに対応しています。

  • A 本校は専任の司書教諭がおり、生徒に細かく対応しています。生徒の自治活動の一環として、係の生徒が休み時間や放課後に仕事をしています。図書室は中学・高校共有で、蔵書は約5万2千冊です。専門書も多く、活発に授業に利用されています。それに対処するため、貸し出しが重複しないように、同一書目を出来るだけ揃えています。
    また、理科棟や芸術棟(音楽室・美術室)などにも書架があり(合計約1万冊)、教科ごとの専門書を図書室以外で手にすることも出来ます。そのため、分散されている蔵書を、コンピュータで検索出来るようにしており、本学ホームページからも検索が出来ます。図書室内のコンピュータは、図書の検索だけでなく、インターネットの利用もでき、併設の大学図書館の蔵書も検索することができます。

  • A 中学・高校共有で、一度に約400 名の生徒が利用できます。メニューには定食の他、麺類、カレーライス、スパゲッティや生徒ランチがあります。冷し中華などの季節メニューや、ひな祭りの日にはちらし寿司とお吸い物など、特別メニューもあります。
    食堂では、パン、おにぎり、ジュース類の軽食の販売もしていますので、持ち出して教室などで食べることも可能です。

  • A 専任教員は中学38名、高校50名です。そのうち男性は、約3割となっています。

学習活動について

  • A 中学では、 個に応じた授業を目指し、ほとんどの教科でクラスを半分に分けて授業を行ったり、1クラスの生徒に、複数の教員がティームティーチングを行ったりしています。
    1年生では全体の2割が少人数授業になります。
    また、総合的な学習の時間や、学活の時間には、クラスの壁をこえて学習に取り組みます。
    高校でも、英語、理科、芸術はクラスを分割した授業が行われます。3年生は選択授業が多く、全体の3分の1がクラス単位ではない授業になります。1クラス7~8人の授業もあります。

  • A 中学では、クラスを半数に分けて授業をする際に、生徒の希望によるコース別の授業を行うことがあります。基礎を徹底したい生徒へのコース、発展的な内容のコースと、生徒本人が選ぶことができます。
    高校では広く教養を身につけ、いろいろなタイプの友人と過ごしてほしいという方針から、文系・理系などのコース別のクラス編成は行っておりません。ただし、国語・数学・理科・英語の選択授業の中に、他大学受験を目指す生徒にとって実質的に役立つものがあり、受験校の試験科目に従って必要な講座を選ぶことができます。

  • A 毎日の授業や課題にまじめに取り組めば、十分な学力がつきます。各教科でノート提出や宿題をこまめにチェックし、授業内で小テストを行っています。学期末には一人ひとりと面談の時間をとり、学習の方法について担任から細かくアドバイスを行っています。
    学習に遅れを生じた生徒には、定期テストの前後や長期休暇に補習を行うなどの個別指導をしております。

  • A ヴァイオリンは、授業で1人1台ずつ用意してあります。また、家庭で練習したい人には、貸し出すことも出来ますので、購入する必要はありません。1年生の授業では教員が1クラスに2名ついて、持ち方から丁寧に指導します。

  • A 国際理解教育の一環として、中学校では、3年生の選択校外授業の中に福島県のブリティッシュヒルズで2泊3日の語学研修を行うコースを設けております。
    高校でも希望者(約20 名)を対象に夏休みに3週間、ニュージーランド(ダニーデン・オークランド)に、語学研修に出かけています。また、高校では、AFS,YFU などを紹介しており、毎年約5、6 名が、短期(1ヶ月)や長期(1年)の海外留学をしています。

  • A 公的留学機関(AFS、YFU、ロータリー)に校長推薦を得て応募して、海外に1年間留学した場合は、帰国後単位認定の面接を受け、所定の条件を満たせば出発時の回生に復学できます。

  • A 同一回生に復学の場合は、文部科学省の認める上限単位である30 単位まで認定いたします。

  • A 英語検定、漢字検定ともに年1回、学校を会場として行っています。生徒の自主性を重んじる本校では、受験を必須のものとはしていませんが、自主参加にもかかわらず、毎年多くの生徒が参加し、高い合格率を保っています。いずれの検定試験でも優秀団体賞を毎年のように受賞しています。
    英検については、中学校は第1回英検から参加しており、多くの生徒が4級から2級を受験して合格しています。生徒によっては、準1級や1級取得者もおり、高校生では、TOEIC、TOEFL を受験し、高得点をとる生徒も少なくありません。
    漢検については、多くの生徒が4級から2級を受験して合格しています。いままで何回か最優秀団体賞をいただき、合格率全国1位となって文部科学大臣奨励賞をいただいたこともあります。

進学・就職について

  • 生涯の生き方に関わる進路については、自分でよく考え、自分で決定するA ものだ、というのが進路指導の基本姿勢です。日本女子大か、他大学か、それは自分自身の将来をどう考えるかの選択肢の一つであって、自分が何をしたいか、そのためにはどの大学に進学したら良いかをよく考えた上で、他大学受験か内部進学かを選ぶことになります。
    進学に対する具体的な指導は、高2から始まりますが、中3から将来について考える機会は数多く用意されています。具体的には、「総合的な学習」におけるキャリア教室がその最初のきっかけになります。医療、法律、建築、マスコミ、起業家など様々な分野の第一線で活躍している卒業生を囲んで、少人数で話を聞くことができます。

    その他の 進路・就職 に関する事項は、次のページをご覧ください。

その他

  • A 中学1年の1学期は必ず在学していただきます。その後、保護者の転勤などの理由により転校(海外を含む)する必要が生じた場合、一定の条件のもとで復学を認めています。本校に在学した期間に応じて、復学できる期日が異なりますので、詳細はお問い合わせください。
    なお、復学までの間の授業料は半額を納めていただきます。

  • A 本校では、全校生徒が少なくとも3日間校内で避難生活ができるよう、下記の備蓄を準備しております。
    ・サバイバルフーズ(野菜シチュー・クラッカー)
    ・備蓄用乾パン
    ・ビスコ保存缶(30枚入り)
    ・アルファ米
    ・ミネラルウォーター500ml(一人あたり18本分)
    ・サバイバルブランケットおよび毛布

    また、停電時に水ポンプや照明を作動させるため、ガソリンで駆動する自家発電機を備えております。

    なお、放射線量については、2011 年7月に測定した結果、校地内グランドと砂場で、0.05~0.07マイクロシーベルト/時間でした。

  • A 本校は、学業及び学内活動を最優先すべき生徒の活動と考え、原則として禁止しております。