理科

すべての生徒が、文系・理系などの枠にとらわれることなく、幅広く科学的な思考力を身につけることを目指し、物理基礎・化学基礎・生物基礎の3科目の必修授業に加え、2・3年次の「理科選択」や3年次の「選択授業」に、物理・化学・生物の幅広い授業を開講しています。また授業では実体験を重視し、自然豊かな校地の観察をはじめ多くの実験や実習を取り入れています。

物理

自然現象や科学技術に対する物理的な見方を 養うことを見据え、「物理基礎」では物体の運動、エネルギー、熱、波、電気などの分野を実験や問題演習を交えながら学習します。また「物理」では、単振動や惑星の運動、音や光も含む波の性質、電磁誘導や交流回路など、「物理基礎」で学んだ各分野をより深く掘り下げて学び、物理学の基本的な概念や原理・法則を確実に理解するとともに、実験データの処理や考察を通して自ら探求活動を行うための基礎的な力を養います。

化学

化学は自然事象のうち、物質に着目し、物質に はたらく法則について探究する科目です。「化学基礎」では、物質を構成する粒子や結合といった化学の基本概念から酸・塩基や酸化還元などの化学反応の基礎について学びます。さらに「化学」では、物質の状態や化学反応のプロセス、有機化合物や無機化合物を扱い、化学の広がりとその重要性について学びます。単元ごとに実験を行い、実験レポートを作成することにより、物質の本質を学ぶことができます。

生物

「生物基礎」では、生命とは何かを主題とし、生物の多様性と共通性を幅広く学びます。主に生物の基本単位である細胞の構造と機能、遺伝子とその働き、恒常性維持のしくみなどを学習します。「生物」では、実験・観察によって探求的な姿勢を身に付けながら、基本的な概念や原理・法則への理解を深め、科学的な思考力を養います。「生物基礎」の内容をさらに分子レベルで発展させるとともに、生態系、生物の進化など、より大きな視点で生命現象を取り扱います。

  • 幅広い分野の実験(物理)
  • 排気装置付きの実験室(化学)
  • 一人一台の顕微鏡(生物)