情報科

日本女子大学では学園の情報教育が目指す人物像を「AI 時代に多様な価値を共創する人 〜未来を切り拓くデジタル・リーダー〜」と設定し、データサイエンス、デジタル・シチズンシップ、クリエイティブ・コンピューティングの3つの領域において特徴あるプログラムを多数実践しています。高校段階での理念と目標は「AI時代において科学的思考力をもとに社会課題を解決するための実践的スキルを身につける」。
ここでは、本校が理念に沿って目標を達成するために取り組んでいる情報教育の一部をご紹介します。
授業
必修科目(情報Ⅰ)
必修科目として学習指導要領に定められた内容を学習するだけでなく、「教科横断型集中授業」として、データサイエンスへの理解を深め様々な場面で実際に活用する能力を獲得できるよう、国語、数学、理科、社会、英語、家庭科などの教科と連携した授業を行っています。例えば、理科ではセンサー、データロガーを用いた実験などを、家庭科ではデータベースを利用した栄養価計算などで学んだ知識を実践的に活用しています。
また、生徒それぞれの学び方に応じて取り組むことができるオンライン教材を用意し、一人ひとりが理解を深められるよう配慮しています。
選択科目
より発展的な内容を扱う選択科目として、以下のような科目を用意しています。
(2025年度の例)
- 情報Ⅱ
- 情報総合
- データ科学
特別授業
普段の授業だけでは得られない生きた知見を学べるよう、大学教員や専門家など外部の講師を招聘した特別授業を展開しています。
(2025年度の例)
選択科目「データ科学」の特別授業(2025年12月)
選択科目「データ科学」の授業に北里大学未来工学部から2名の教員を招聘し、特別授業を実施しました。
デジタル・シチズンシップに関する特別授業(2026年1月)
全校生徒を対象にデジタル・シチズンシップの専門家を招聘し、「AI時代のデジタル・シチズンシップ教育」をテーマに特別授業を実施しました。デジタル・シチズンシップとは、「デジタル技術を活用して社会に積極的に関与し、同時に責任ある行動を取る能力」を指します。SNSやAIが当たり前に存在する社会に生きる子どもたちが、一人の「市民」として社会の発展に貢献する将来像を思い描くことができるよう導きます。
特別講座
より発展的な内容を学びたい、情報分野における最先端のビジネスの現場に興味がある、進学やキャリアを考えるきっかけにしたい、などの要望に応えるため、大学や企業と連携した特別講座を多数実施しています。学びやビジネスの最先端の現場から刺激を受け、情報分野に対する学習意欲をより高められるプログラムを企画しています。
日本女子大学と連携した特別講座
私立女子大学として唯一理学部を擁する日本女子大学の教員の協力を得て、毎年特別講座を開講しています。教員のほか、大学生や大学院生もアシスタントとして参加。中学校・高等学校の卒業生が参加することも多く、生徒にとっては高等学校卒業後の身近なロールモデルの存在に刺激を受けることもあります。
- 理学部数物情報科学科・倉光君郎先生を招聘し、「生成AIと学ぶプログラミング」特別講座を開催しました。普段何気なく使っている生成AIを使ってオリジナル・ゲームを作るためのプログラミングを行いました。(2025年11月15日実施)
- 理学部数物情報科学科・賈伊陽先生を招聘し、「Pythonでプログラミング 入門講座」を開催しました。自分だけのゲームを作ることを目指し、試行錯誤しながら対話型ゲームを完成させました。(2025年3月12日実施)
IT企業訪問やワークショップへの参加
(2025年度の例)
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フューチャー株式会社(2025年7月29日実施)
- 「わたしの未来 キャリアトーク&生成AIワークショップ」に中高生11名が参加。
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ソニーグループ株式会社(2025年12月24日実施)
- 「社会課題解決&モノづくりワークショップ」に中高生21名が参加。
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Amazon Web Service Japan合同会社(2026年1月18日実施)
- クラウドを用いたワークショップ「Cloud Camp for Builders!」 に高校生23名が参加。
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SAPジャパン株式会社(2026年3月24日実施予定)
- ワークショップ「デザイン・シンキングで未来をデザインしよう」に中高生が参加予定。
外部コンペティションへの参加
情報分野の各種プログラムに加え、数学(数理統計)の授業などで得られた知識・スキルを使いこなし、データ利活用に関する各種コンペティションに毎年一定数の生徒が参加しています。
(2025年度の例)
和歌山県データ利活用コンペティション
【主催:和歌山県】
「デジタル化が進む社会における持続可能な地域づくり」というテーマで、現状の課題をデータに基づき分析、アイデアを提案。
- 2025年度は7名参加
女性が活躍する社会をデザインするスタートアップデータソン—2025—
【主催:実践女子大学人間社会学部】
- 今年度2組2名参加、最高の賞である最優秀賞を受賞
統計データ分析コンペティション
【主催:総務省】
- 今年度2組2名参加
中高生・スポーツデータ解析コンペティション
【主催:日本統計学会統計教育分科会・同統計教育委員会/日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会/
情報・システム研究機構統計数理研究所】
- 今年度2組6名参加
施設や設備
- 中学校・高等学校合わせて4つの演習室を完備。壁一面に投影できるプロジェクターとホワイトボード、アクティブラーニング対応の可搬式デスク・チェア、最先端のノートPCなどを備え、普段の授業や特別講座、自治活動、課外活動などに使用しています。
- 校内は教室や演習室はもちろん、ほとんどの屋内でWi-Fi接続が可能です。
- 高等学校の生徒は、学校推奨スペックを満たすタブレット端末やノートPCを持参、毎日の授業に活用しています。






