中学校校長の言葉
「学ぶとは、自分の明日をつくること」
卒業生が残していってくれた言葉です。日々自分に向き合い、悩み考え抜いて昨日の自分を超えるために学ぶ生徒たちの姿には、私自身も支えられ励まされる思いです。
豊かな自然の中で、時間をたっぷり使いながら自分の核を作り上げていく。本校の生徒たちは様々な困難に柔軟に対応していける精神のおおらかさを持ち合わせ、日々自分らしく楽しんで過ごしているように感じます。変化に富んだ先の見えない社会で生き抜くには、多様な他者を受け止め自分の想いを伝えながら共生していく人間力が必要となります。他者の評価ではなく、自分自身を信じること。それは「私が私であること」を大切に磨いていく校風の中で育まれ、同時に「あなたがあなたであること」を尊重し合う雰囲気も作り出しているのです。
卒業生たちは母校を大切に思い、足繁く通ってきてくれます。本校のキャリア教育が充実しているのは、社会で様々に活躍する卒業生たちの母校に対する「愛情」の賜物です。彼女たちの温かさ、心の豊かさこそ本校の教育がもたらす「数字には表れない力」「数字では表せない人間力」そのものであり、その存在は私の誇りです。後に続く生徒たちも、人生の可能性の幅を広げ自己の選択に納得しながら歩めるように、その背中を押していきたいと思います。