Vol.11

相原さんへ

 Vol.8で登場した秋沢さんと相原さんは1学年違い。まさにXデーにぶつかった学年がここで登場してくれるなんて感無量です。
 相原さんは本当に友だち思いで、こうと決めたら何が何でも形にしていく、仲間をも巻き込んでいくそんなパワー溢れる生徒でした。十月祭の準備で忙しい最中、コーラスの舞台発表の練習で一足先についた相原さんが舞台上で一人突然日本歌曲を歌ったことを覚えていますか?嬉しそうに楽しそうにまだ部員が集まっていない舞台上を我が舞台と言わんばかりに熱唱していたことを思い出します。
 やりたいことを実現していくために時間をかけて話し合ったり、時にはぶつかりながらも自分たちの納得のいく形にしていく粘り強さ、ぶつかることを恐れない姿勢はエネルギーの必要なことです。オペラ歌手として生の声を届けている相原さん。楽しく華やかなことばかりではないと思うけれど舞台に上がれば聴く人を巻き込み、一体感を味わえる舞台を作り続けているのでしょう。これからもますます磨きをかけて、あなたらしい道を舞台を仲間と共に創り上げてくださいね。

音楽科 阿佐美