Vol.15

大島さんへ

 「大島さんが所属しているPenthouseというバンドがテレビに出るそうですよ」

 同僚の教員からの情報で画面越しに久しぶりに観た大島さんは、ドリカム好きを公言していた中学生の時と同じように、本当に楽しそうに歌い、踊り、そしてとても輝いていました。

 中学時代、ミュージカルクラブの公演で、大勢の観客を前に伸びのある高音を響かせながら歌う姿が印象的でしたが、同じくらい印象的であったのは、さまざまなことに興味を持って、何事にもポジティブにそして直向きに取り組むその姿勢でした。瞳をキラキラと輝かせながら、クラブはもとより、クラスの代表である全校委員として、また運動会の応援係としてリーダーシップを発揮し、そしてもちろん勉強にも積極的に取り組んでいましたね。

 大島さんが書いていた「お互いの考えを尊重し、否定しない」という本校の教員と生徒の姿勢は、実は大島さん自身がまさしくそうであったように思います。自分の意見をしっかりと述べつつ他人の意見もしっかりと聞き、とことん話し合ってお互いに納得のいく結果を出していく‥‥‥これが中学時代からできていたからこそ、2つの業界で活躍している今現在の大島さんがあるように思います。

 これからも、転職を支援することで、また素敵な音や言葉を紡ぐことで、人々を幸せにしていって下さいね。本校で培ったさまざまな力をもとに、今後の更なる活躍をお祈りしています。

 生田の森から応援しています!

社会科 峯岸