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2022/10/18

  • 未来のワタシ

Vol.07「本校の教育方針から学んだわたしの人生の道標」

  • 中学生のワタシ
    中学生のワタシ
  • 現在のワタシ
    現在のワタシ(左から2人目)

 私は2006年62回生として日本女子大学附属中学校に入学し6年間、自然豊かな生田の学び舎で、勉学と自治活動を中心に生活していました。特に本校が掲げている教育方針の「自念自動」は私の人生の根幹となっています。
「自ら考え、自ら学び、自ら行う」
中高時代の私たちはこの難題に対してなんの躊躇いもなく、ただ真っ直ぐにこの教育方針と向き合っていました。

 本校の特徴は「自治活動」に対して全力で行うことです。特に行事が近づくと、ポスターが学校中に張り巡らされ、さまざまな場所で生徒が話し合いをしたり練習を行ったり、とにかく学校中が行事一色の雰囲気になります。入学した当初は、その雰囲気に圧倒されてしまいましたが、中学3年生になると皆が下級生を引っ張っていく存在に変わっていきます。
 ここでも私たちは自然と自治活動を通じて「自らで考えて、話し合いや練習を重ねて学び、そして行事を行う」まさに「自念自動」の教育方針と向き合って活動をしていました。私自身も中学校3年生の時に、運動会実行委員長として率先して行事に参加していました。委員長として委員会やクラスをうまくまとめられず悩んだこと、たくさん話し合いをしたこと、閉会の辞で緊張したこと、運動会が終わった後、クラスのみんなと先生から手紙と写真をもらったこと全てが今でも私の胸にしっかりと刻まれています。そして当時の活動や経験は私の人生の大切な1ページになっています。

 現在私は信託銀行員として、お客様に対して資産コンサルティングを行う営業をしています。資産運用、不動産、相続など幅広い分野の中で、お客様が人生の大きな決断をする時に頼られる存在になることを常に目指しています。
そのため、時にはお客様の人生の大きな決断時に立ち会う場面もあります。その時は「お客様のことを考えて、知識を学び、提案や行動する。」この3つを心がけて仕事をするようにしています。
 この心がけは本校で学んだ「自念自動」と重なるところがあります。中高時代の6年間、自治活動を中心にがむしゃらに向き合った教育方針は、無意識のうちに私の人生の根幹となって、今の仕事の道標にもなっています。
 当時の本校の活動が私の人生の1ページに残っていることと同じように私自身もお客様の人生の1ページに残る担当者になれるように今後も精進していきます。

 在校生の皆様、そして未来の在校生の皆様にとっても、本校で学んだ経験が、未来のワタシへの道標になることを心より願っています。

62回生 堀(旧姓 小松)万希子
(三菱UFJ信託銀行)