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2025/11/14

  • 教員リレーエッセイ

【11月】記憶に残る東北校外授業

  • 眩しいくらいの日差しを浴びた毛越寺
  • 天気の良い十和田湖にて

少し前になるが、担任として東北校外授業を引率した。
入学式をはじめさまざまな行事をことごとく雨にふられているこの学年(2024年4月の教員リレーエッセイ参照)、最近はすっかり私が「雨男」ということで定着してしまっている。昔は自称「晴れ男」であったはずなのに、いつのまにそうなったのであろうか。今回の東北校外授業は?というと、やはり記憶に残るものであった。
東北校外授業は、学年を半分に分け1日違いで同じ行程をまわる。私は先行するⅠ期であったが、3日目は天気予報をみて行程を少しだけ変更し、十和田湖で遊覧船に乗った。Ⅱ期の教員間で連絡が頻繁になっていたのはちょうどその頃だ。何が起きたかは生徒が後日作った俳句に詳しい。
   賢治の碑 「雨ニモマケズ」が 負けた朝
雨が突然激しくなり、宮沢賢治の詩碑を見学できなかった、と後で聞いた。

けれども、Ⅱ期で雨が降ったのはここだけ。翌日は晴天の中美しい十和田湖を一望できたし、その後も一切雨に降られなかった。Ⅰ期も同様で、傘の出番は少しだけであった。
クラスの生徒が言っていた言葉が印象に残っている。「こんなに晴れた学校行事は初めて!」大丈夫、これからの学校行事はすべて晴れるよ!……多分。

社会科 峯岸