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2026/06/30
- 校長より
「夏のしるし」(2026/06/30)
6月30日には、各地の神社で「夏越の大祓」(なごしのおおはらえ)が行われます。1年のちょうど折り返しに当たるこの日に、半年間過ごして溜まってしまった穢れを払い落とし、残りの半年間の無事を祈る神事です。百人一首にもこのことを詠んだ和歌が収められています。
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける (藤原家隆)
「風がそよそよと楢(なら)の葉に吹いている。このならの小川夕暮れは、秋の訪れを感じさせるが、六月祓(みなづきばらえ)のみそぎだけが、夏であることのしるしなのだった」という意味の歌です。「ならの小川」とは京都の上賀茂神社の中を流れる御手洗(みたらし)川で、毎年この川で夏越の祓が行われたようです。
旧暦の6月30日は今の暦で8月上旬に当たり、1か月半程ずれています。また季節は3か月ごとに区切られていて、1~3月が春、4~6月が夏で7月1日からは秋となります。楢(ならの小川との掛詞)の葉に風がそよぎ、さらさらと音を立てている夕暮れに、肌に当たる風やその音から秋の気配を感じているのでしょう。暦の上では翌日からは秋となるけれど、目の前で行われている御手洗川の六月祓だけをしるしとして、夏の最後の一日を味わっている様子が伝わります。暦や行事などの決まり事で季節の移り変わりを意識しつつ、「気配」としても繊細に感じ取って和歌などに表現していく古人の感性に、今更ながら驚かされます。今は温暖化の影響もあり、四季から二季になってしまうのではないかとも言われています。身の回りの小さな変化から自然の移ろいを感じ取る豊かさが失われてしまうのは、なんとも寂しいことです。
中学校は明日から期末テストが始まり、それが終われば楽しい夏休みが待っています。生徒の皆さんにとっては、季節の変わり目を感じるのは定期テストということになるのでしょうか。今までテストに向けての学習が何となく上手くいかなかった人も、意志の弱い自分を「六月祓」で水に流して、集中して取り組めるといいと思います。もちろん自分なりの努力を重ねることが大前提ですが。一人で勉強していると、頭が煮詰まって進まなくなってしまうこともあります。そのような時は友達と討論したり、教え合ったりするのも良いでしょう。自分だけでは気付かなかった新たな視点を手にして、学びも深まるはずです。互いに高め合いながら、試験を乗り越えていきましょう。
校長 野中 友規子
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6月は読書週間があり各学年読書会を行いました -

マウントホリヨーク大学の留学生と交流会を行っています -

西生田の田んぼでは田植えが完了しました!