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2026/02/17
- 校長より
「春隣」(2026/02/17)
立春を過ぎたにもかかわらず、2月8日は都心でも雪が降り積もり、ここ西生田の山も幻想的な雪景色となりました。
翌週の2月15日は、穏やかな春を思わせる一日となりました。
三寒四温という言葉の通り、少しずつ春が近づいています。
「春隣」とは俳句の季語で、「はるとなり」と読みます。まだ春ではないけれど風も日の光も柔らかくなり、春を思わせる気配が辺りに満ちて何となく心浮き立つような気持ちになる、そんな日々を表した言葉です。春の盛りの時はもちろん歓びにあふれているのですが、春を待っている時間の方がより一層心ときめく気がするのは不思議です。
「春隣」を使った有名な俳句を、二つほど紹介したいと思います。
叱られて 目をつぶる猫 春隣(久保田万太郎)
いたずらをしたのでしょうか、飼い主に叱られて思わず目をつぶった猫の可愛らしさが想像されて、ほっこりします。暖かな日差しと猫の柔らかい毛並みとが私たちの心をやさしく解きほぐして、春を待つ気持ちがゆっくりと広がっていくように思います。
包丁の 音の小刻み 春隣(中村汀女)
包丁の音が軽やかに響き、料理を作っている人の心弾む様子が伝わります。刻んでいるのは、春の山菜など新しい季節を感じさせるものかもしれません。日常の何気ない風景の中に、春への気持ちが溶け込んでいる俳句です。
4月から始まった今年度も、間もなく1年が過ぎようとしています。
1年生は成長著しく、学校生活への自信も垣間見られるようになりました。
2年生は来年度、自分たちが学校を率いていく準備に余念がありません。
3年生は義務教育を修了し、この春からは自分の意志で学びを深めるための歩みを進めていきます。
そして先日、新入生の保護者会を行い、新たに本校の生徒となる方々ともお会いすることができました。
中学生たちも新入生の方々も、まさにそれぞれの「春隣」を味わっていらっしゃることでしょう。
きらきらした今の気持ちを忘れずに、目の前の階段を一つずつ上っていけたらよいと思います。
校長 野中 友規子
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雪の西生田 -

新入生保護者会 -

3年生 キャリア教室を行いました