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2025/05/02

  • 校長より

「清き御業の いま成りて」(2025/05/02)

 4月の最後の日、中学1年生と共に目白の日本女子大学を訪れました。

 入学したばかりの生徒たちに、本校創立者の理念と共に学校の歴史について講話を行い、自分が通う学校を大事に思いながら誇りを持って学んでほしいとの考えにより、毎年行われている恒例の行事です。秋には保護者の方向けに、親睦会を兼ねた目白キャンパスを巡る同様の会も行われており、こちらも恒例の行事です。親子揃って、本学への理解と親しみを持って頂きたいと考えています。

 「自分自身の心の軸となるものを追求し続けること」「自分らしい独自の考え方を生み出し、周囲に発信して行動していくこと」「社会に生きる上で共に在ることを意識し、自分にできることを実践していくこと」。生徒たちにはこのような考えを強く意識しながら学校生活を送り、お互いの存在を受け止め認め合う校風を大事にしてほしいと話しました。
 この日の大きな目的は、創立者成瀬仁蔵の墓前で「中学校生活で目標にしたいこと、成長したい点」などについての決意を表明することです。青空の下、爽やかな風に吹かれながら女子大から雑司ヶ谷霊園まで歩き、それぞれの想いを届けてきたことでしょう。その後、構内に保存されている創立者の住んでいた家を見学したり、本学の歴史的資料が保存されている記念館を見学したりしました。見学しながら気づいたことを嬉しそうに報告してくれたり、友達と一緒に楽しそうに手を振ってくれたりする生徒たちを見ていると、何だか幸せな気持ちになりました。成瀬先生もこのように感じながら、女子学生たちを眺めていらしたのかなと思いました。

 「本校に入学したからこそできること、したいこと」を探し求め、友達を語り合い刺激を受けながら豊かに成長していってほしいと、心から願っています。

 校長 野中 友規子
  • 成瀬記念館のステンドグラス
    成瀬記念館のステンドグラス
  • 成瀬記念館 分館(旧成瀬仁蔵住宅)にて
    成瀬記念館 分館(旧成瀬仁蔵住宅)にて
  • 墓前で中学校生活の誓いを述べました
    墓前で中学校生活の誓いを述べました