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2025/01/29
- 中学校生活レポート
3年 能楽鑑賞会(2025/01/18)
本年もPTA厚生部主催の能楽鑑賞会が3年生と保護者の方を対象に行われました。能は「巴」、狂言は「伯母ヶ酒」の演目を鑑賞しました。
3年生は前日17日に、国語の授業で今回の演目について歴史・文学的な側面から勉強し、また、日本女子大学文学部日本文学科の石井倫子教授から能についての講義を受けました。石井先生の講義では、基本的な能の知識から今回鑑賞する「巴」のストーリーや見所を、殆どが初めての能鑑賞となる生徒にも分かりやすく教えて下さりました。事前に学習したことでより能への興味や知識が深まり、当日を楽しみに迎えました。
当日の鑑賞会では事前学習を思い返しながら、能・狂言の演目を鑑賞しました。また、演目の後には代表の生徒が能舞台に上がらせていただき、小鼓を実際に構え、打つ体験をさせていただきました。実際に能の舞台で使われている小鼓は扱いがとても繊細で最初は緊張した様子でしたが、丁寧なご指導のもと楽しく体験することができました。観世喜正様が会場の生徒達に謡の指導もして下さり、最後には会場の謡・壇上の生徒の小鼓を合わせて皆で能舞台の一員になったかのような体験をすることができました。
観世喜正様をはじめとする出演者の皆さま、そしてPTA厚生部のご協力のもと、鑑賞・お話も併せて心に残る非常に貴重な機会となりました。
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小鼓の持ち方、打ち方を丁寧に教えていただきました -
会場の「謡」と合わせて一体感が生まれました -
「摺り足」の体験 -
初めて訪れる能楽堂を楽しみました -
国立能楽堂正門にて -
鑑賞後は演目の話題で持ちきりでした