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2025/03/26

  • 中学校生活レポート

ふくしまホープツーリズム(2025/03/21)

この3月、中3と高1の希望者20名で、1泊2日で福島県を訪れました。
東日本大震災から14年が経ち、現在の中高生は当時のことをほぼ知らない世代です。

1日目は原発事故の収束拠点になった「J-Village」、富岡市の地域資料や震災遺産を展示している「とみおかアーカイブミュージアム」、原発事故の様子や廃炉の現状を伝える「東京電力廃炉資料館」を訪れました。東京電力の社員の方や、震災によって何年も避難生活を余儀なくされ再び富岡に帰ってきた方から直接お話を伺う機会を持つこともできました。

2日目は浪江町の沿岸部に位置する請戸地区のフィールドワークです。
全校児童が高台に避難して助かった請戸小学校を見学しました。震災当時の津波による被害の惨状を目の当たりにし、この時ばかりは口数が減り、目の前に広がる光景を目に焼き付けている様子でした。

2日間の行程で色々な立場の方からお話をうかがいましたが、震災は「過去の出来事」ではなく原発のことも復興のことも「今にも続いていること」として語る様子が印象に残っています。今回参加した生徒が現地を訪れ感じたことを心に留め、自然災害やエネルギー問題、防災や地域社会について考えるきっかけになることを願っています。

  • J-Villageにて
    J-Villageにて
  • 広大なフィールドをバックに
    広大なフィールドをバックに
  • とみおかアーカイブミュージアムにて
    とみおかアーカイブミュージアムにて
  • 夜の時間にシェアリングの時間をもちました
    夜の時間にシェアリングの時間をもちました
  • 避難先となった高台 大平山霊園の慰霊碑
    避難先となった高台 大平山霊園の慰霊碑
  • 原子力災害伝承館にて
    原子力災害伝承館にて