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2024/10/22
- 校長より
「澄み渡る青空に 私達の夢と希望を 飛ばそうよ」(2024/10/22)
10月5日(土)、6日(日)は本校の文化祭である「十月祭」が行われ、たくさんのお客様にご来校いただきました。お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。
十月祭では、クラブごとに発表を行います。クラブ活動は、生徒たちが自分の意志で自由に選んで活動する場です。1学期に入部したての1年生から、充実した活動で伸び盛りの2年生、全体を率いる重責を担いつつ、これまでの活動の総まとめとして自信をもって進んでいく3年生が協力し、総力を挙げて披露する舞台が十月祭なのです。
また、クラブ活動だけでなく日頃の学習の成果も発表します。各学年のコーナーに掲示されている様々な教科のレポート類や、美しい刺繍が施された技術・家庭科の製作物、校地の木を描いた「わたしの木」や外国の詩からインスピレーションを受けて描いた自由制作など生徒の作品はどれも見事で、見応えがありました。中でも本校の一番の自慢は、2年生が描く「自画像」。自己凝視の果てに受け止めた自分の姿を、丹念に描いています。どの自画像も、こちらを鋭く見つめ返してくる「瞳」の力強さと透明感が印象的です。4月から努力を重ねた日々、学校生活の地道な積み重ねが花開く場として、十月祭があるのです。
また卒業生たちも多勢、遊びに来て下さいました。
大学生や社会人の方、お子さんを連れての30、40代の方から70代の方まで様々な年代の卒業生がお越し下さって、懐かしい思い出話に花が咲きました。卒業生たちが口を揃えて言うのは、自治活動から得た力です。巡ってきたチャンスを自分の手で掴むこと、自分だけで抱えず周囲の人に助けてもらうこと。そして、そのための土台となるのが言葉の力で人と繋がることなのです。
相手の性別や年齢、肩書などにとらわれることなく、本当の意味で信頼関係を築くにはどうすればよいのでしょう。悩みながらも自分や他者とじっくりと向き合って過ごす中高6年間の日々が、自分とは異なる価値観や理念を持つ人の考え方を知ろうと努力する日々が、その答えを教えてくれるはずです。卒業生たちの活躍する姿こそが、それを物語っているのですから。
卒業生の皆さま、在校生に夢と希望を与えて下さってありがとうございます。そして、これからも力を貸して下さい。皆様に愛される学校であり続けられるように、努力していきます。
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数年ぶりに大勢の方にいらしていただきました -
2年生「自画像」全生徒の作品を掲示しています -
今年度のPHOTO SPOTにて卒業生と記念写真