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2024/02/17

  • 校長より

「心のリレー」(2024/02/17)

 今日は、4月から中学校に入学する新入生の保護者会がありました。
 本校は附属の小学校がありそこから進学する方と、長い受験勉強を乗り越え合格を勝ち取って入学する方がいらっしゃいます。ここまでの道のりは異なりますが、4月からは同じ教室で学ぶ仲間として過ごしていきます。多様な価値観の中を歩んできた人々が、学びの中でお互いに刺激し合い高め合うことができるのが、学校という場所。そこには、違いがあるからこそのおもしろさがあふれているのです。自分一人では気づくことができない新しい視点や考え方を共有し、自分自身に磨きをかけていってほしいと思います。

 保護者会の傍ら、中学3年生は「キャリア教室」を、2年生は「国際理解教室」を行いました。
 「キャリア教室」は私の大好きな行事です。卒業生たちの母校や後輩を想う温かさが伝わる、幸せな時間を過ごすことができるからです。生徒たちのロールモデルとなる卒業生たちが、中高時代をどう過ごし、社会の一員として何を大切にしながら生きているのか、熱く中学生たちに語ってくれます。ここでの出会いをきっかけにして、自分の道を定める生徒たちも少なくありません。「キャリア」とは自分自身で選択を重ねていくこと。自分は何が好きなのか、何をしたいのかを考えて選び取っていくことなのだ、というお話が印象に残っています。生徒たちは悩んでいたり不安に感じていることも、中高(あるいは大学まで)同じ道をたどる卒業生に自分の未来の姿を重ねて、背中を押されたような気持ちになるのでしょう。

 4月から本校の中学生となる80回生の中からも、この「キャリア教室」の講師として戻ってきてくれる方がいるかもしれない、そう思うと私はたまらなく嬉しくなりました。
 80回生の皆さん、春からどうぞよろしく!

 麗らかな陽の光の中で再びお会いできることを、心から楽しみにしています。

校長 野中 友規子
  • 3年 キャリア教室
    3年 キャリア教室
  • 新入生保護者会
    新入生保護者会