コンテンツ

2024/02/20

  • 中学校生活レポート

2年 国際理解教室(2024/02/17)

2年生は2月17日土曜日、国際理解教室を行いました。

生徒たちはこれまで国際理解委員を中心に様々な学習を行い、世界情勢や平和についての考えを深めてきました。また、講師の先生方からの課題にも事前に取り組んでおくことで、国際理解教室当日への気持ちを高めました。

アフガニスタンを中心とした各国の支援に携わっている8名の先生をお招きし、グループに分かれてお話を伺いました。講師の先生方は途上国の実情や世界の諸問題について、先生の経験を交えながら中学生にも伝わるよう丁寧にお話して下さいました。生徒たちは普段聞くことのできないお話をとても熱心に聞いていました。
会の最後の質疑応答では、先生方に自分の考えを伝えたり、質問をしたりすることによって、さらに理解を深めることができました。その後、各クラスに戻り、それぞれのグループの会の内容を共有しました。

国際理解の学習を通して、自分たちに何ができるか考え、他人事ではなく世界に貢献していこうという気持ちを育てることができました。

・講師の先生方の所属団体

 - 特定非営利活動法人 ジェン

 - 公益財団法人 ケア・インターナショナル・ジャパン

 - ペシャワール会

 - 特定非営利活動法人 難民を助ける会

 - 特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム

 - 公益財団法人 シャンティ国際ボランティア会

生徒の感想

 私は先生が戦争の原因を考えていく中で「無知」という言葉を出したことが印象に残りました。戦争の悲惨さ、悲しさを知らないがために戦争をしてしまうこと。自分のことしか考えずに他の人に与える影響がわからないこと。それが恐ろしいなと感じました。また先生のお話のなかでアフガニスタンを襲った大干ばつの原因の一つに二酸化炭素の排出量の増加、世界の環境問題があることが説明されていました。私は世界の問題、課題というもの全てが複雑にからみあい、関係しているのだと気づきました。世界が協力し、目の前にある一つ一つの課題と向き合う必要性を強く感じました。

 

今回アフガニスタンで学校に通えない子供たちがどのような環境下でも教育の機会を本を通して届けているこの団体を知り、私たちもどのように貢献できるか考えることができました。図書館を通して、学ぶ機会だけでなく、子供の夢をつくる機会も与えてくれる、という男の子のお話は特に印象強く残っています。このお話の機会を通して、アフガニスタンの人たちのため行動することはもちろん、現地のことを知り、感じ、手をさしのべようとする心が大事なのだと思いました。これからもアフガニスタンのためにできることを考えていきたいです。

 

今回のお話を聞いて私は世界の状況を変えるのは決して簡単なことではないのだなと思った。今のアフガニスタンは支援をし続けても深刻なままで、タリバン政権があって…のようなことは事前学習で知っていたものの、パキスタンとアフガニスタンの話を聞いてハッとした。たくさんのアフガニスタン人がパキスタンに逃げて来たのにも関わらず、なぜパキスタンは受け入れられないんだろうと思った。ただ先生がパキスタン自体も余裕がある訳ではなく仕方ない、という声だって聞いたとおっしゃっていて、問題点が明確であっても改善がしにくい難しさがあるのだなと感じた。せっかく世界情勢やアフガニスタンのことなど、この国際理解教室つながりで得た知識がたくさんあるからこそ、これから何かの行動にうつせたらいいなと思う。

 

  • 資料を使ってわかりやすく教えてくださいました
    資料を使ってわかりやすく教えてくださいました
  • 先生の経験をたくさん話して下さいました
    先生の経験をたくさん話して下さいました
  • 生徒の質問にも答えてくださいました
    生徒の質問にも答えてくださいました
  • クラスに戻って各グループの報告を行いました
    クラスに戻って各グループの報告を行いました