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2023/06/23

  • 中学校生活レポート

2・3年読書会(2023/06/20)

6月20日、2・3年生は村上春樹の「沈黙」を題材に読書会を行いました。
1時間目は7・8人ずつに分かれてグループ会を、2時間目はグループの報告会を行ってからクラス全員でクラス会を行いました。

2年生は、「『沈黙』というタイトルにはどんな意味が込められているのか」という大きなテーマに取り組み、様々な友人の意見を聞くことで自分の考えを深めることができました。2学期の自治の話し合いに向けて、いい経験が積めました。
3年生は、「人の見えない部分とは?~人の内面性について考える~」というテーマで取り組み、人間の内面性について、自分自身の今の行動や周りの状況を振り返りながら意見を交わすことができました。

 

生徒の感想

私が今回の読書会で心に残った議題は「『沈黙』の意味」である。この議題の中で多く出ていたのは本文の「顔」とは、その人の個性や意志をあらわすものであるということだ。私もこの意見にとても納得し共感した。作中での「連中」は自分のやることに何の責任も持たず、ただ言葉に流されるままだ。しかし、このことはこの作品の中だけでなく私たち全員にもあてはまるときがあるのはないかと思う。これからは私も「自分の顔を持つ」ことを努力したい。

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私は読書会を通して「沈黙」とは何か考えを深めることができた。はじめに「言葉の暴力」「力での暴力」そして何も言わない「連中たちの暴力」どれが悪いかについて話し合った。圧倒的に多かったのが「連中が一番悪い」ということ。自分とは異なる視点で考えを共有することができて良かったと思う。最後に「沈黙」という題名にはどのような意味が込められているか話し合った。友達と一緒にいる心地よい沈黙、気まずい沈黙など「沈黙」にはいろいろな使われ方がある中、みなそれぞれの自分なりの「沈黙」とは何か考えられていて、個々の意見の違いを交換しとても充実した時間になったと思う。


  • 2年生 グループ会の様子
    2年生 グループ会の様子
  • 2年生 クラス会の様子
    2年生 クラス会の様子
  • 3年生 グループ会の様子
    3年生 グループ会の様子
  • 友人の話に耳を傾け、深い話し合いができました
    友人の話に耳を傾け、深い話し合いができました