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2023/04/17

  • 校長より

「生徒の、生徒による、生徒のための…」(2023/04/17)

 本日、生徒総会と新入生歓迎会が行われました。各学年の代表生徒による発表と生徒会総務や四部、各種委員会、十月祭行事委員会等の新年度の活動についての説明が行われます。新1年生はこの発表を聞いて本校の自治活動について理解し、自分がどのようなことにチャレンジしたいかを考えます。また生徒会総務と十月祭行事委員会からは、今年度の基本方針(学校全体で目指すべき方向)が発表されます。

 生徒会の基本方針「Signal=みちの景色」には、Signal(赤と青の信号)によって時には立ち止まり時には背中を押されて進んだ先にこそ、自身の「道」や「未知」なる世界が見えてくるという思いが込められています。
十月祭は「RUNWAY」。勇気をもって挑戦し、個性を輝かせて歩いた先には仲間との強い絆が生まれる、という意味だそうです。生徒会総務も十月祭も「歩み」「軌跡」をテーマに考えているのが興味深い。「自ら進んでいく」ことを常に意識している、本校らしい、印象に残る基本方針でした。

 4月の学年発表は、この1年をどう過ごしていくかの抱負を語ります。
 1年生は「生徒自らの好奇心を大切にするこの学校で、成績のための学びから、新しいことを知り自分の考えを深める喜びを感じられるものにして楽しみたい。失敗を恐れずたくさんのことに挑戦したい。」と述べていました。
 2年生は「自分に言い訳をせず、変わりたいと強く思って努力すれば、いつでも自分は変えられる。身近で頑張っている友達の姿が、自分を奮い立たせてくれる」と昨年度の経験を活かしながら更なる向上を誓っていました。
 3年生は「自由な社会だからこそ感じる漠然とした不安から、〈敵〉を作りやり過ごそうとする自分、他者や環境のせいにして逃げようとする自分」を鋭く見つめ「他者も自分の失敗も受け入れるおおらかさとしたたかさを持ちたい」と力強く語りました。

 生徒総会も歓迎会も、全て生徒たちの手で企画し準備を重ねて運営されます。そこで発表される内容は、同じ場所で同じ時間を過ごしている友達の言葉だからこそ深く胸を打つのです。上級生の凛とした言葉に納得する一方で下級生の新鮮な想いに刺激され、互いに高め合える生徒総会は、本校の自治の精神そのものです。

校長 野中 友規子
  • 四部・委員会からの発表
    四部・委員会からの発表
  • 生徒会総務 基本方針案 説明
    生徒会総務 基本方針案 説明