コンテンツ

2023/04/07

  • 校長より

「この気もちはなんだろう」(2023/04/07)

 新しい春が来ました。春は全ての生命のエネルギーがぶつかり合い、心がさざめいて居ても立っても居られないような不思議な気持ちになります。

 今年度より校長となり、生徒達には始業式でお話をしてからのご挨拶となりました。皆様、これからどうぞよろしくお願いいたします。
 毎年1年生の国語は、表題の言葉で始まる谷川俊太郎氏の「春に」という詩から授業が始まります。合唱曲にもなっているので、歌ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。春の、何とも説明がつかないような心の動きがこの詩からは感じられて、生徒たちも様々な想いを掻き立てられるようです。その想いを伝えようと次々に手が挙がり、教室は賑やかに盛り上がります。その時間が、私は本当に楽しくて大好きなのです。伝えたい思いが溢れるほどあるのは素敵なことです。

 20年程前に、谷川俊太郎氏が本校にいらして中学2年生と共にディスカッションをしたことがあります。一方的な講演はなさらないとのことで、全てを生徒たち自身の手で企画し準備を重ねて実施した会でした。目を輝かせて会を運営している姿の、なんと楽しそうだったことか。生徒たちの力は底知れぬ可能性に満ちている、そう感じた出来事でした。
 行事の度に生き生きと活躍する生徒の姿は、今でも変わりません。この春休みも、3年生たちが新年度の準備のために学校に集い、意欲的に活動していました。
 今日の始業式では、生徒会総務の議長の生徒が挨拶の中で「新しい気持ちが背中を押してくれる」と話してくれました。英語の春期プログラムに参加した2年生は英語でスピーチを行い、3年生はスケート教室の様子を生き生きと語っていました。
 生徒の皆さん、これからもたくさんのことを皆で考えて、学校生活を思う存分に楽しんでいきましょう。

校長 野中 友規子
  • 新教頭 國澤・新校長 野中
    新教頭 國澤・新校長 野中
  • 6組前の八重桜が満開を迎えています
    6組前の八重桜が満開を迎えています