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2022/12/13

  • 中学校生活レポート

音楽会(2022/12/10)

今年の音楽会は、3年ぶりに3学年一緒に開催しました。昨年、一昨年は学年別に実施しましたので、今年ようやく3学年一体となって同じ時間を共有することができました。

 

例年なら3年生全員と弦楽合奏クラブによる圧巻のメサイアに、12年生が感動し憧れの念を抱き、やがて最高学年となってステージに立つというのが伝統でした。しかし、今年の3年生はメサイアを一度も見ぬまま迎えた音楽会でした。それでも3年生は自分たちの演奏や歌を、これまでの3年分の想いを込めて、立派に披露しました。12年生もそれに続くように堂々と、これまでの練習の成果を披露することができました。音楽の力で感動と勇気を与え合い、晴れやかな気持ちで1年の締めくくりとしての音楽会を終えました。

以下は、音楽会行事委員長の挨拶です。
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 これまでの練習の成果が実を結び、無事すべての演奏を終えることができました。各学年のバイオリンの演奏と合唱はいかがでしたか。お互いに曲を聴き合うことで刺激され、来年への期待や自分自身の成長を感じられました。また、今までの努力を発揮できたという達成感、充実感を味わえたと思います。

 1つの目標に向かってみんなで心を合わせていく喜びや楽しさ、大変さは今の私達だからこそ経験できるものです。そして目に映る景色、心で感じた想いは曲と結びつくことでより輝きを放ち、印象深いものになっていくと思います。昔よく聞いた曲を久しぶりに聞くと当時の様子や考えていたこと、感情がそのときに戻ったかのように蘇ってきます。そんな風に文字よりも写真よりも鮮やかで立体的な思い出を音楽は残してくれるのです。私達は何気ない日常の大切さをこの3年間で実感してきました。日常の中にはささやかな幸せや目に焼き付けたい瞬間が沢山あります。そういう小さな思い出こそ、音楽と結びつくことで色褪せることのない魅力的なものになっていくのではないでしょうか。

 今日まで音楽会が受け継がれてきた背景には音楽に触れ・奏で・創るという時間を設けることで自分自身と向き合い、心を落ち着かせてほしい。忙しい日々の中でも心安らぎ、満たされていくような感覚になってほしい。音楽で心を柔らかく持ち、また新しいスタートを切ってほしい。という意味が込められていると思いました。今、この3つの意味を感じてくださっていたら嬉しいです。

 今年の音楽会は3学年合同で伝統のハレルヤの演奏も3年ぶりにできました。その一方でコロナウィルスの影響は大きく悔しさもありますが、そのような状況だからこそ1回1回の練習を大切にして、本番も全力で臨むことができたと思っています。練習時間や発表の機会を作ってくださった先生方、寒い中でもお越しくださった保護者の皆様、音楽会に携わってくださったすべての方々のお陰でこの日を迎えられています。この音楽会で届けた音楽の力が明日からの活力になれたら幸いです。本日はありがとうございました。

  • 1年生 バイオリン
    1年生 バイオリン
  • 1年生 合唱
    1年生 合唱
  • 2年生 バイオリン
    2年生 バイオリン
  • 2年生 合唱
    2年生 合唱
  • 3年生 バイオリン
    3年生 バイオリン
  • 3年生 合唱
    3年生 合唱
  • 3年生 メサイア
    3年生 メサイア
  • 生徒挨拶
    生徒挨拶