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2022/07/26
- 中学校生活レポート
1年 軽井沢生活(2022/07/21,22)
1年生は1期7月21日、2期7月22日に軽井沢にある日本女子大学の三泉寮に出かけました。
新幹線では早速車窓見学が始まります。配信スライドを見ながら位置情報で現在地を確認し、地図と車窓から見える景色を照らし合わせて静かに学習し、しおりに書き込みました。
新幹線を降りると、朝までは大雨だった軽井沢の地は、生徒の到着に合わせたかのように見事に晴れ渡り、清々しい空気を存分に吸うことができました。
寮では創立者である成瀬仁蔵先生の胸像に皆で挨拶し、歴史ある「おおもみの木」の下で記念写真を撮りました。校長先生から三泉寮の歴史や詩人タゴールとの関わり、今でも毎年中学生と共に三泉寮に訪れ歴史を紡いでいることなどを伺いました。
昼食は軽井沢で有名な「峠の釜めし」をいただきました。黙食ですが自然と笑顔がこぼれます。
クラスを2グループに分けて、「正義」をテーマに、重松清「きみの町で」より「電車は走る」を題材に話し合いも行いました。
短い自由時間の中で課題「私の1枚」の撮影をしたり、最後に軽井沢のお土産のラスクとジャム、リンゴジュースにも満足そうでした。
例年と違い日帰りのため忙しいスケジュールではありましたが、団体行動のルールも守って、気持ちよく過ごすことができました。
以下は正義についての話合いの生徒の感想です
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今回の話し合いを通して、私は正義とはまず自分のためではなく、他の誰かに対してのものだと思った。また、それは人によってそれぞれ違う、その人が思う「正しさ」であり、その人の持つ強い意志や信念なのだと思った。
反対に「悪」とは、どういうものなのか。これは話し合いの中でも挙がった議題だが、私は「悪」とは、それも正義と同じくそれそれの人によって違い、それぞれの「正しさ」に含まれる要素を持たないもの、つまりそれぞれの人にとって「正しくないこと」なのだと思う。
正義は「それぞれの人にとっての正しさ」、悪は「それぞれの人にとっての正しくないもの」。そう言ってしまうととても単純なように聞こえるが、その中身はとても複雑なのだろう。
では、私にとっての「正義」とは何か。私が思う「正しさ」とは何か。私は、誰かが不幸になるということがないようにと、他の誰かを思いやり、優しさを持ち、更にそれを行動に移す、ということだと思う。行動も精神にも優しさがあり、理不尽でない。これが私の「正義」なのだと思う。
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車窓見学で学習中 -
軽井沢駅から歩いて学校の寮に向かいます -
成瀬仁蔵先生の胸像に挨拶 -
歴史ある「山響」を歌います -
校長先生のお話に真剣に耳を傾けます -
黙食しながらも笑顔がこぼれます -
クラスメイトとの話し合いで新たな発見もありました -
友達と飲むりんごジュースは格別です(濃厚でした!) -
仲間と1日過ごし、よい思い出ができました -
寮の中庭にはギンリョウソウが生えていました(生徒のみなさん、気がつきましたか?)